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【詩】散歩


頭のてっぺんに広がる青には

手が届かなくたって

ぼくは地に足をつけて 一歩一歩 歩いている。

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ぼくの肌に

そよ風の白色が 通り過ぎながら 触れて

ぼくの耳に

虫や鳥や車の声色が 届いて

ぼくの目に

いろんな緑と黄色と青色が 溶けこんで

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空の青色には手が届かないけれど

目の前の道には足を運ぶことができる

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これを希望と呼ぶのか

絶望と呼ぶのか

ぼくはわからないけれど

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この瞬間が「しあわせ」だから

それでいっかと、おもうんだ。


空がひろがり 風にふかれて

地面を蹴って 進んでいる今は

「生きている」から

それがいいなと、おもうんだ。



アズ



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