【詩】彩りゆたかな「ありがとう」を握りしめて。
何気なく使っている言葉
「ありがとう」は
あなたとわたしを
それぞれの形は、あるがままで
彩りを混ぜあわせて、
繋ぎあわせてくれるような言葉。
人は
世界から除外されていると感じる瞬間
だれからも必要とされていないと感じる瞬間
だれからも理解されないと感じる瞬間に
孤独と不安に包み込まれて、
絶望という溝に落ちる。
だけれど、
「ありがとう」を持ったとたんに
わたしは孤独な存在でないと
目の前にわたしを認めてくれる人が
必要としてくれる人がいると知る