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詩「きらきらには光れない」



多方面に叫ぶ
僕はやさしくない

多方面に光る
僕があり続けたい姿

多方面に陰る
僕のほんとうの顔

裏と表なんかじゃなくて
もっと僕は複雑で

動き続ける足と頭
止まり続ける顔

笑った顔と
悲しんだ心

陰った今と
光った今

きらきらには光れない
それは冷酷な飄々としたなにか

多方面の僕 多重な僕
ほんとうは
ぜんぶ
ほんとう
肯定したいのに
暴れだす なにか

きらきらには光れない

 
詩「きらきらには光れない」

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