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【詩】夢みたいな、本当のはなし。


恨んだあのとき

嫌ったあの人

不安であふれたあの日

わたしを取り巻いた

過去のマイナスな感情たち


そういえば、今ここにはいない。



でも、でも きっと

みえないけれど

わたしの血となり 肉となり

わたしの一部となって

今のわたしを動かし 生かしてくれている


そう思うと

泣いたあの日も 無駄なんかじゃないね、

苦しんだあの日が あったから

今日、こうして生きているね。




空気を 吸って、吐いて、生きてきた。


太陽の光りをあびて

真夜中の闇をこえて

雨の恵みをうけとって 歩んできた。

心のなかに浮かんだ 黒い雲は、もういない。


歩いてきた道が、

わたしの身体の一部となって、

生きている。




夢みたいな、本当のはなし。




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