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フランスお仕事日記/3日目

3日目は朝も午後もシフトが入った長ーーーい一日でした。

6時15分にのそりと起きて準備開始。
日本よりも日の出が遅くて8時ごろなため、
7時10分に家を出た時もまだ当たりは真っ暗です。
朝の空気を吸うのは気持ちいいけれど、
仕事だと思うと気持ちが暗くなります。

日本で普通に働いていたことの自分、
普通に週5日出勤して働いている世界中の人たち、
すげえなあと思います。
よくこの毎日に慣れてやっていってるなあ。
って言ってるうちに自分も慣れるのだろうか。

前の人が使っていた制服のパーカーとベストに着替えて、
時間ぴったりにゴー。
オフィスカジュアルよりよっぽど好きだし、
ボトムスもヘアスタイルもネイルもアクセも
ほぼ自由なのでそれは嬉しい。

着いてすぐに朝の品出しをスタート。
倉庫でよく見る重いものを運ぶマシンに乗せて、
店内に持って行き、バンボールに入った商品たちを
それぞれのエリアに振り分けます。

とそこに上司が現れ、今日午後に来るはずの同僚の一人が
covidになったと連絡。
今日の午後はちょっと大変になりそう。

さて、品出しを開店前になるべく終わらせるべく、
手分けして進めていきますが、
商品を入れるべき場所が見つからない!
何がどこにあるのかがまだわかりきっていないのと、
それが何かを判別するのに時間がかり、
人の2倍3倍を使ってしまいます。
焦れば焦るほど見つからないので、
見つからないやつは後回しにして、
同僚に聞きつつなんとか目処が、、。

素手で段ボールを開けながら品出しをしていると、
指先が痛くなります。
左利きなのでよく使う左側だけ
ささくれだらけになっている現状です。
手がささくれていると、それだけで気分が落ちてしまう。
慣れてきたら手元も強くなってくれるかなあ。

開店したら、同僚とのブリーフィング。
今日はコーヒーを用意してくれ、
しかも店内からクッキーとか好きなものを選んでいいよ、
と言ってくれました!これ毎週あるんかな?
と、私が慌てて選んだのがノワゼットのクッキー。
が、みんなのところに持っていくと、
「それか〜!それは微妙なんだよね笑笑」と。
ほんとにおいしくないクッキーでびっくりでしたww
次回は美味しいやつを選べますように!

午前中は割と穏やかに終えることができました。
レジをしていた時に、お客さんのおばあさまが
「あなたの笑顔は最高ね」と言葉をかけてくれました。

おそらくあたふたしてフランス語も慣れなさそうな私を見て、
勇気づけてくれようとくれた言葉ですが、
とても心が嬉しくなりました。

13時に午前のシフトが終わり、2時間の休憩。
徒歩15分かけて家に戻り、昼ごはんを食べて、
一息つきます。
家が坂の上にあるのでちょっとした運動ですが、
仕事場だとどうしても気が抜けないので、
こうして帰って来れるのはありがたい。

あっという間に休憩時間がすぎ、
15時からお仕事再開です。

午後は予想通り少し忙しい時間帯が多くありました。
そんな中、今度は同年代のマダムが、
「あなたはチャーミングで可愛らしいわ。」
と言ってくれました。
ボーナスデーかな?

ということで計10時間の勤務を終え帰宅。
相変わらずレジ業務も品出しも遅いし、
わからずに質問することばかり。

この日は2つの優しい言葉をいただいてなんとか乗り切れました。
できることが少ない今、愛嬌を武器にやっていくしかありません。

ふーっ。

日々感謝
アズ


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