ぼっち人事からの卒業!一人目人事が仲間を増やすために行ったことを振り返ってみた
この記事はM&Aクラウドアドベントカレンダー2022の17日目の記事です。
こんにちは!M&Aクラウド人事の戸澤です。
自社オウンドメディアUPDATE M&Aクラウドでは『ぼっち人事』としてカルチャーや中の人を紹介しておりました。
この1年のアップデートは、
ぼっち人事から卒業できたことです!
ぼっち人事だったことを懐かしみつつ、このnoteを書いていきます。
ぼっち人事だったあの頃
一人人事だった時は「人事がたった一人なのにスキルが足りてなくてごめんなさい」と悩んでいました。
(悔しくて悩んで、そんな姿に最初はみんな気を遣ってくれましたが、定期的に悩んでいたので、だんだん季節の風物詩的な扱いをされるようになりました。)
頑張りたいのにスキルが足りない、リソースも足りない。頑張りたい気持ちだけが空回り。
現実を突きつけられては凹むという日々が続いていました。
そこで、この1年間に注力したことは、一言で自社の採用を含めた「社内外の仲間を集めること」でした。
これらについて、M&Aクラウドらしく、3つのバリューの観点から振り返ってみたいと思います。
1 Team 採用することがゴールではない!自分の業務を説明できるか?
仲間集めのためにまず行ったことは、人事業務の引継ぎ資料を作成したことです。
当たり前の話ですが、採用することがゴールではありません。
全く同じ役割の人を採用するわけではないにしても、新しく入る人に業務の説明ができて引継ぎができなければいけません。
もう一人人事を採用しようとなったものの、言い訳ではありますが、自分の業務の棚卸しをする時間が取れていませんでした。
当時のコーポレート部は、人事・総務・経理・労務、、、と一人一人がスペシャリストとして異なる業務をしており、一人でも欠けたら業務が回らないという状態でした。
そのようなこともあり、「コーポレート部内で業務を引き継ぐことができるようにしよう」という試みからコーポレート部内勉強会を実施しました。
人事ではない人に業務を引き継ぐことを想定とした業務勉強会です。
勉強会の準備を通じて、自分は何に時間を使っているのか、引き継ぐことができる業務は何か、、、強制的に棚卸しをする時間を作ることができました。
理想と現実のギャップに悩んでいましたが、棚卸しの時間を作ることで、自分の現在地を把握できて、なんだか肩の力が抜けたのを覚えています。できない自分にばかりフォーカスしてましたが、「ちゃんとやってるじゃん自分!」と思えたのもこの時。振り返りはとても大事。
そんな機会をくれた1 Team力の強いコーポレートメンバーにはいつも感謝しています!
この経験は、採用活動にも活きています。
弊社のことを全く知らない人に業務を説明することができるのか?理解していただくことができるのか?という観点で考えること。
例えば、こちらの記事にもありますが、弊社におけるSE職は「システムエンジニア職」ではなく、「セルサイドエグゼクティブ職」。社外の人には伝わりにくく、弊社の当たり前を押し付けている感じに見えなくもない。
弊社を知らない人にもイメージできるようにと工夫し、SE職はプラットフォームアドバイザー職と職種名を変更しました。プラットフォームを使ってM&Aのサポートをする職種です。(ほら、プラットフォームアドバイザー職に興味が湧いてきたでしょう?)
伝えることに関しては社外の方からも支援をいただいてます。カルチャーマッチ診断『Jobgram』を提供いただき、RPOとしても支援いただいているグラム社には、弊社のカルチャー事情を理解していただいた上で、求人票や訴求ポイントについて細かいFBをくださっています。
これらの観点を意識して事業部側と求人要件のすり合わせをしていくわけですが、場合によっては「それって採用で解決できる課題ではないよね」とお伝えすることもあります。
2nd Priority 自社のファンを増やせ!日々の即レスとミッション共有で信頼を勝ち取れ!
次に取り組んだことは、社外の方を味方につけることです。
理想と現実のギャップがだんだんと埋まってきたところで、「人事ゴトは人事だけで解決するな」という言葉がすとんと自分に落ちてきました。
できないなら、できる人を味方につけよう。そのために信頼を勝ち得ようと考えました。特に人材エージェントさんへの即レス・丁寧な対応にはこだわってきました。
こちらの図の通り、窓口が人材エージェントさんであっても、その先には候補者さんがいることを忘れてはいけません。
人材エージェントさんが候補者さんへの信頼を勝ち得るためにも、丁寧に細かくフィードバックすることを心がけました。
実際に人材エージェントさんからお褒めの言葉をいただきましたし、それが採用成功につながったことも。
広報の細山さんもアドベントカレンダーでその時のことを振り返っていますね。
信頼を勝ち得てファンになってもらう、味方になってもらう。
これは今後もこだわっていきたいです。
10 Player 経営目線と投資家目線を身に付けよう!
この一年、経営陣との連携を強化し、更にVCからの支援を受けました。
経営と人事の間で定例のMTGをちゃんと設定しようとなったのもこの一年の出来事。経営と人事の連携を強化し、採用成功させるためです。
アジェンダ作成と会議のファシリテーションは人事が行っています。
経営陣から合意を取るために事前準備をして臨むのですが、甘さが残り厳しいフィードバックをもらうことも。
時には少しだけ紛糾したりと、ファシリテーターとしての手腕が問われるところでありますが、それだけみんな必死です。
「会議を円滑に進めることも大事だが、それ以上に大事なのは採用成功させること。」という上長でありコーポレート部長の齋藤さんからの言葉を噛みしめています。良きファシリテーターである以上に、良き人事であるために、遠慮なく発言させてもらってます。
経営陣に「Why?」を投げかけられる環境に感謝。
ただ、もちろん毎回反省します。定量的な振り返り、データを用いて課題の特定と施策打ち出し・提案のためにデータ整備にも取り組んでいます。
数字で語れるようになる。これに関してはめちゃくちゃ課題が残ってますが、一歩一歩前に進んでいます。
データの重要性はダイレクトマーケターの山田さんがアドベントカレンダーにも書いてますね。とっても共感します。
この一年、採用支援に強いVCであるSTRIVEさんからの支援を受けることができたのは人事として大きな成果だと思っています。
経営課題や将来の組織図も見越した幅広い知見をご教示いただき、視座を上げることができています。
また、採用戦略に関しては柔軟でクリエイティブな発想をご教示いただき、もっと人事ってガンガン踏み込んで良いよね!と自信に繋がっています。
ぼっち人事からの卒業!3人人事に!
上記の取り組みと時系列が前後するところもありますが、多くの方からのご支援もあり、1年でぼっちから3人人事になりました!
まず、とても心強い万代さんにジョインいただくことができました。
万代さんを中心に人事の全ての活動・施策の前段となる『人事ポリシー』が策定されました。おかげで私は方向性をぶらさずに採用活動に走ることができています。
直近では仙波さんがジョイン。実は仙波さんは元人材エージェントで弊社の担当でした。エージェントさんに即レス・2nd Priorityで接したことの成果が、別の切り口で採用に繋げることができました。
嬉しいことに、社内で四半期ごとに行われる締め会のアワードでは採用貢献を評価いただき、『企業価値最大化賞』をいただきました。
これからも人事チーム全体で企業価値最大化に向けて邁進していきたい所存です!!
2023年の抱負
昨年のアドベントカレンダーには以下の内容を書きました。
採用におけるミッションに大きな変更はありませんが、人事のあり方を変えていくフェーズに突入したと感じます。
採用において人事は、現場や採用責任者の採用における意思決定をサポートし、採用成功に導くことで経営課題を解決させるためにあるべきだと考えます。
採用成功とは、弊社にマッチした方にご入社いただき、更に弊社でご活躍いただくことです。これにこだわっていくためにも、経営に対して人事の意思をしっかりと示していきたいと思っています。
これは決して対立構造ではなく、人事が経営と現場のコミュニケーションエンジンになること、真の採用成功に導くために必要なことです。
現状の話をすると、採用に関しては苦しい時期を迎えています。
会社のフェーズが変わり、今までとは同じアプローチで採用活動をしても採用することができないからです。
幸い、継続して経営陣が採用にコミットすることを約束してくれているので、経営陣とコミュニケーション取りやすく、人事として最高な環境であると思っています。
今までは、「自分が成長しないと」と主語が自分だったのですが、「人事チームが成長しないと」と主語がチームに変わったことに成長を感じつつ、これからも人事チーム一丸となって採用力をUPさせていきたいと思います!
最後に、プライベートを振り返ると、結婚をいたしまして、仕事を頑張れるのも家族のおかげだなとしみじみ感じている今日この頃です。
家に帰って仕事の苦しみを夫に発散することもあるのですが、毎回華麗にスルーされます(笑)。
この間「ちゃんと聞いてよ!」と怒ったら「仕事と会社が好きなんだねという感想しか持たん」と返されました。
そうなんですよ!苦しみも喜びも、素敵なメンバーが揃っているM&Aクラウドが大好きだからなんですよ!!
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