見出し画像

【乳がん体験記#7】「女性性の否定」と乳がんの悲しすぎる関係(3)

私が本気で乳がんからの卒業を目指し
元気を取り戻した軌跡をつづっています。
あくまでも個人の体験談です。


前々回の記事

大腸ではなく胃でもなく、
なぜ乳房にがんができたのか?

について2.5年ほどかけて分析した結論。
今回は、女性性の否定の第3弾です。

<どういうこと?>

●病気の一部を切り取って考えるのではなく
 その人全体を見て考える東洋医学では、
 なぜその人の病気や症状が現れたのか?
 その原因を食や生活習慣、精神性など
 総合的に探って
いく。

●病気には病気固有の周波数がある。
 例えば乳がんには乳がんの周波数があるので
 なぜその周波数に自分がなったのかを考え、
 その周波数を変えることで病気は消える

乳がんには女性性の否定
 強く関係している。

私にとっての女性性の否定とは?
それが乳がんの周波数を変える
手がかりとなるため、
潜在意識を探る精神分析を
専門家の力を借りつつやってきました。

そうして導き出されたのが以下2つです。
1)激しい葛藤の結果の未出産
2)「女子」な振る舞いへの激しい抵抗感

第3弾は2つ目の【女性らしさ編】です。

第1弾と第2弾の【出産編】
よろしければどうぞ☺️


■女性らしく振る舞うことへの激しい抵抗感とは?

私は女性らしい振る舞いやファッション、
感情の揺れ動きや感情表現など
子どもの頃から「女の子」でいることに
激しい抵抗感を抱きながら生きてきました。

これは表層心理でもわかっていたことなので
「女性性の否定」と聞いて
真っ先に頭に浮かんできましたが
その理由については判然としませんでした。

いま振り返ると理由は明白なのですが、
潜在意識の奥の奥へと押し込めて
蓋をして見ないようにしていたのです。

とにかく男性っぽい思考で生きることや
女性性を封印して生きることに必死でした。

精神分析で導き出したその理由や背景などを
つづっていきたいと思います。


私が「女の子」であることを許さなかった母

母は私の「女の子」を抑圧しながら
私を育てました。
その理由と背景については
また別の記事でつづります。

ショートカットではなかったものの
髪はほとんどいつもポニーテール。
男の子のようなボーイッシュな服装ばかりで
いわゆるフリル、ピンク、レースといった
女の子らしい格好はほぼなく
「かわいい」と褒められたことはありません。
母が選んだ服装を「似合うわ」と言われる程度。

それだけならまだしも
女の子っぽさを出すと嫌味を言われたり
理不尽な理由で感情的に怒られたりもしました。

中学生以降、思春期の女子特有の
色付きリップ、ファッション、異性などに
興味を持ち始めるとその抑圧はさらに強まり、
ときには平手打ちをされることも。

まあ、娘がふとどき者になることを
心配する親心も理解できなくはないですが、
それにしても女子というだけで
兄ふたりとは明らかに違う育てられ方でした。

自分でも女の子らしさを必死にかき消す

私自身はというと、
ピアスや色付きリップなど
10代が興味を持つ範囲で
オシャレを楽しんでいましたが、
心は男子らしくいようと必死でした。

・自分の感情は表に出さない
・弱音を吐かずに強がる
・女子特有の集団行動はしない
・「きゃー」なんてリアクションは御法度

常に母の顔色を窺って生きていたので
小学校高学年くらいの頃にはすでに
こんな癖ができあがっていました。

中学校に上がる頃には
”強い自分”がアイデンティティとなりました。
さらに、父と離婚したこの頃の母は
精神的にも経済的にも余裕がなくなり、
私はますます強さを求められるのでした。

女性らしさを出すと愛されないという呪縛

成人してからも
男性寄りの思考や行動、
仕事の仕方、生活習慣などは
ずっと変わりませんでした。

私が救われたのはいつも男性パンクロックだし、
カッコつけてお酒を無理してたくさん飲んだり
徹夜して働いたり、タバコも吸ったり。

フットワークの軽いガハハ系あんちゃん
仕事がゴリゴリできる男性っぽい女性
自由奔放で生き様がかっこいい男性

が、表層心理での憧れる姿でした。

もちろん、これは
自分が本当に心から好んでいれば
なんの問題もありません。

一方で、聖子ちゃんタイプのあざと女子に
ものすごく嫌悪感をおぼえていたのですから、
いま振り返ると、潜在意識では
うらやましくて仕方がなく
嫉妬していたのでしょう。

結婚願望も持てなかったのですが
30代半ばで出会った夫と
ご縁があり結婚することに。

しかし…
夫が母親の愛情不足による
女性嫌いということが後にわかり、
私の男性らしい振る舞いは
ますます加速していくのでした。


■なぜあのタイミングで乳がんになったのか?


これまで女性性の否定について
深掘りして得た解をつづってきましたが、
なぜあのタイミングで乳がんになったのか
という点についても探る必要がありました。

女性嫌いの夫との関係性も含め
次回はこの辺りについても
書いていきたいと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?