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リモートワークでのコミュニケーション

つい昨日まで4月だったっていうのに、2020年上期は何だかあっという間に過ぎていきました。

誰しもが想像しえなかったコロナウィルス感染拡大。私は1月27日から丸半年リモートワークをしています。その間出勤したのは1回だけ。これはもう完全にリモートワークのプロといっても過言ではありません。

コロナに加え、今年はなんとも梅雨が長い。
2020年7月31日時点で梅雨が明けていないんです。
しとしと降ったり、ザーザー降ったり。​

洗濯ものを室内に干しながら、本気でそんなことを考えていました。

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リモートワーク中に部署異動

さて、実はリモートワーク中に部署を異動しました。

ということは?
そうなんです。
チームのメンバーに会ったことがありません。
もちろんリモートワークになる前に対面している人もいますが、大半のメンバーにまだ会ったことが無いんです。

仕事においてコミュニケーションはとても重要です。初めて一緒に仕事をする場合信頼関係を築くためにも、お互いを知ることが重要になります。

しかしリモートワークでは物理的距離がある分コミュニケーションはどうしても減少します。対面であれば仕草や雰囲気で知ることができる事もたくさんありますが、リモートワークの場合電源をぽちっときったらおわってしまいます。

リモートワークにおいては意識的にコミュニケーションをはかるひつようがあります。

じゃぁぶっちゃけ、リモートワークで部署異動ってどうだった!?
というと。

これからはリモートワーク中の部署異動は日常になると思いますが、なにせ前例がなかったので正直「どうしよう」という気持ちと「とはいえ」という気持ちでした。

「どうしよう」
は、空気を感じることができないのと、聞こえてくる情報がないことに対する不安。

「とはいえ」は、全パートナーがリモートワークだということ。

全員がSlackやGitHubをつかっているので、コミュニケーションに関する「どうしよう」は全員がフラット。むしろ文字にのこってるから"聞き逃し"がすくない。最初は「どうしよう」と思っていたけれど、途中からもしかしてこのタイミングで異動した私って超ラッキーかも!とさえ思っていました。

けれど、わからないこともわからない現象は起きるもので、さらにインプットばかりでアウトプットできてない自分への消化不良に悩む時期もありました。

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そんなこといっててもしゃーなくない?
不安を解消するために実践したこと

漠然と不安だなぁと考えてもやもや時間がすぎるのは生産性が低くもったいない。その状況が嫌いで苦手なので、少し無駄かなとおもってもまず動こうと思いました。

①自らコミュニケーションをうむため、ひたすらmtgに参加する
私のお仕事はPRなので、まず、サービスの現状を知りたいと思いました。そのために、事業部のいろんなミーティングに参加することにしました。
誰が何を担当しいるか、開発や機能リリースでどういった動きがあるのか。スケジュールはどうなっているのか。私の中では宝さがしに近いワクワク。
もちろん中にはまったくお呼びでないミーティングもあります。しかしそこで重要だったのがリモートワークだということ。
まったくお呼びでないミーティングであっても、初めに挨拶をして、そのあとはミュートで耳ダンボ参加が可能なのです。気になったキーワードはあとで掘り下げるためにメモしていきました。

②考えや感情の言語化特訓
実はとても人見知り。人見知りだからこそなのか、空気や雰囲気にはものすごく敏感で、対面であれば空気感を軸にコミュニケーションをとっていました。(昔手相を見てもらったら両手に神秘十字線がありました。)

けれどオンラインでは全くそのスキルが発揮できない。文字だもの。顔色声色がない。それに同じ文章でも、読み手の気分や体調でバイアスがかかります。それは私もそう。
だからこそ、考えや感情を完結に伝えられるようにしようと思いました。

そう思えたのには理由があります。2019年から、ペパボHRブログのライターとして、パートナーインタビューをしています。そのなかで、深くささったキーワードがありました。


>>>
距離があるから書きすぎかな?と思うくらいに気持ちを伝える
「minne」が作家支援を拡大 作家活動アドバイザーに聞く『minne LAB』が目指すものづくりの未来

>>>リモートワークは、3割増しで仲間に甘えるといい
リモートワークで中途入社ってどんな感じ?~法務のなっかーさんに聞いた入社から現在までの4ヶ月間~

距離があるからこそ、工夫をしてコミュニケーションを増やせば自分も相手も楽になるとおもったのです。
そこで意識的にやっているのが
自分の考えや困りごとはため込まず相談する、心配性でもいいじゃない!方向性に不安を感じたらうざがられるかもなんて考えずに確認する。しかし話す・相談するは相手の時間も奪うことになるので完結に伝える特訓をし伝える能力を高める(訓練中)、Slackでのコミュニケーションには絵文字を多用(うざい)、困ったり悲しくなったらすぐcall(うざい)を実践しています。

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いやでも、ぶっちゃけ私は恵まれてるの

いろんなことをえらそ〜に言ったけど、ぶっちゃけ私は一緒にお仕事をしているメンバーにもんのすごく恵まれているんです。(のろけです)。

同じチームのメンバーはすごく素敵キャラでしっかり者ばかり。私はこれが得意、ここの知識が無いから教えてと言い合え補い合える関係です。「助けて~」と手をあげると親身になってくれるパートナーがペパボにはたくさんいます。
普段あまり接点のないパートナーに、こんなこと恥ずかしくて聞ける人がいないんですとDMをおくったところ、ひとりでもきけるひとがいてよかった!と返してくれるくらい、愛で溢れています。もらったものは返すのが私流儀。いただいた愛を倍、いや3倍くらいで返したいと日々おもいながら仕事をしています。

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リモートワークのメリットとデメリット

リモートワークで部署異動をした際のコミュニケーションの工夫ついて、とりとめもなく書いてみました。

● 伝える能力を高める
● 自分の考えや困りごとはとにかく早めに声にだす
● Slackでのコミュニケーションは少し盛り目に
● さみしくなったらとにかくcallやmeetでおしゃべりする

これは異動を伴わないリモートワークでもぜひやってみていただきたいとおもっています。

最後に丸半年リモートワークをしているリモートワークのプロとして、まだリモートワークを経験したことのない方にむけて私が感じるリモートワークのメリットとデメリットをつらつら残します。また半年後は変わってるかもしれないけどねっ。

リモートワークのメリット
・集中力増
・通勤疲労がない
・植物がよく育つ
・靴底がへらない
・靴ずれができない
・宅配を100%受け取れる
・寄り道の無駄遣いがない
・好みの室内温度で過ごせる
・会えない時間が愛をはぐくむ
・雨が降ってきたら洗濯物をすぐしまえる
・服装失敗したなとおもってもすぐ着替えられる

リモートワークのデメリット
・運動不足
・人恋しい
・集中しすぎる
・立ち話ができない
・座りっぱなしで腰痛
・気を抜くと表情が無で口角がさがる
・しゃべらな過ぎていざというとき声がでない

丸半年リモートワークをして思ったんです。今私があげたデメリットってメリットに比べたら大した問題じゃないんです。ちょっとした意識で改善できます。

リモートワークでやなこと改善策
・mtgが終わったら座ったままストレッチ
・meetランチやzoom飲み会に参加
・アレクサ!15分経ったら教えて!
・3分callいいですか~?
・デスクに鏡を設置して鏡をチラ見

リモートワークなんだかなぁと思っている人もたくさんいると思います。やったことないって不安ですよね。でもまずはやってみる。やったことないだけでできないわけじゃない。その状況をたのしんでみる。不安に感じたら書き出してほりだげてみる。無駄があっても動いてみる。
きっとその先に新しい何かに出会えるはず!と信じています。

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