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運用素人の広告営業マンが自腹でインスタ広告やってみた〜その③ 効果分析 後編〜

長くなってしまった…最終章です。
分析前編はこちら

後編はもう少し粒度の細かい、ユーザーの反応率や属性の傾向などについて見ていきます。

まずはSNS広告、もといインスタ広告ではかなり重要なエンゲージメントについて。
広告の人はすぐカタカナで喋っちゃいがちですが笑、エンゲージメント数というのはつまり、
いいね、保存、コメント、リツイート(Twitterなら)などなど、ユーザーの反応数みたいなものです。

【エンゲージメント(反応)】
宣伝からのフォロー数:0件
いいね数:239件
コメント数:0件
DM数:---件(計測不可)
保存数:14件
合計エンゲージメント数:253件
エンゲージメント率:1.34%(対リーチ数)

→フォローが増えなかったのはちょっと残念ですが、azumiの普段の投稿と比較すると、いいね239件は規格外の数字です。(普段のいいねは5〜15件ほど)

また、これまで「保存」はされたことなかったのですが、今回投稿を保存してくれた人が14人もいたのは驚きです。そういう方が、プロフィールにアクセスしてくれてるのかもしれません。

そしてエンゲージメント率。高いのか低いのかよく分かりませんが、こちらによるとエンゲージメント率の平均は0.5〜20%。
かなーり幅がありますが、インフルエンサーかどうか、業界、訴求内容、広告かどうか、フォローワー数などによって変わります。
その点今回は、よく分からない個人アカウントが、謎に広告配信をして、フォロワー外のフィード欄に多数出没していたわけですから、有名インフルエンサーや信頼のあるアカウントよりエンゲージメント率は低くて当然です。
そんなアカウントでも239いいねもしてくれるのがむしろすごい。ありがたい。

【オーディエンス分布】
性別:男性56.0%、女性43.2% (0.8%は性別不明?)
年齢層別:13〜17歳が84.0%で最多
地域別:神奈川県が10.2%で最多

→これは…かなり意外なデータかもしれない…!
まず、こちらを参照しInstagram全体の利用者層を見ましょう。

みなさんご存知(?)というか一般的なイメージの通り、20〜30代の女性がボリュームゾーンです。
が、今回は…

エリア別はともかく、性別、年齢が気になりすぎる…。
ちなみにこの数字は「リーチ」に対するもののようです。対クリック、対エンゲージメントなどは「投稿の宣伝」では出せない仕様です。気になりますけどね。

兎にも角にも、なぜディズニーヲターゲティングで男子中高生にこんなにリーチするんだ…?
ディズニーファンの属性について、オリエンタルランドがディズニー来場者データを公表してましたので、確認してみます。

んんん…?やっぱりディズニーファン層は18〜30代女性と、男子中高生からかけ離れてるじゃないか…。
でも確かに、いいねしてくれた人はディズニー好きより、若者男子っぽいアカウントが多いかもしれない…。

ということで、超仮説ですが2つほど考えてみました。

①「旅行写真」オーディエンス、結構人数いる説

今回の配信対象はディズニーオーディエンスだけではなく、「旅行写真」に興味関心がある人もあえて含めていました。ディズニーだけではボリュームが少ないかもと思ったのと、きれいな風景写真が好きな人が反応するかなぁと思ったからです。
「ディズニー」は「テーマパーク」「エンタメ」「アニメ」などといった大枠の中の1つのブランド名であるのに対して、「旅行写真」ってかなり大雑把で守備範囲の広い言葉です。
だからそもそもユーザー数も多く、配信対象も多かった、そして写真好き、旅好きは男子が多かった…ということは仮説として考えられます。

②男子中高生、ホイホイいいね押しちゃう説
男子中高生と縁がなさすぎて、最近の若い子がどんなふうにインスタを使っているのか真相不明ですが…女子のほうがSNSとして、検索ツールとして、情報媒体として、使いこなしているような勝手なイメージはあります。
ほんとうに仮の仮ですが、
・女子は見知らぬ怪しい広告アカウントにはいいねしない、自分が好きなものを選んでいいねする(Webリテラシー高め)な傾向あり
・男子は広告も通常投稿も含めて上からどんどんいいねする、どんなアカウントかは気にしていない傾向あり
といった場合、いいねのボリュームが男子に偏り、広告配信のAIが「男子のほうが効果的」と判断し、男子にばかり配信するようになっていった…という可能性も考えられます。

とはいえ…このご時世男女で分けること自体がナンセンスなのもしれませんし、配信期間が長くなれば半々くらいの比率になるかもしれません。
この点は真偽不明ですね。

【noteダッシュボード】(週次)
全体ビュー:120件
広告配信記事ビュー:100件(対全体83%)
広告配信記事スキ:3件(対全体100%)

→noteの仕様上、1番細かい単位が週次なので週次の数値を見ます。(≒広告配信期間です)
ビュー、スキの数ともに、ぶっちぎりで広告配信記事が最多となりました。そうは言ってもいつも新規記事を投稿すればその数が1番高くなりやすいんですけどね。
それでもやっぱり100件のビューが投稿数日でつくことなんてないので、明らかに広告効果のアシストを感じます。

なお、ビューに対してスキの数はあんまり伸びていませんが、13〜17歳はまだnoteをやっている人、触れている人が少ないため、「スキする」という文化がなかったのではないかと考えます。
こちらによると、もはや10代が円グラフにいない…笑。

また、計測ポイントや方法が違うので、「インスタ広告クリック数=noteビュー数」にならないのはもちろん承知の上でしたが、
インスタ広告クリック数:103件
note該当記事ビュー数:100件
なので、たまたまですが近似値ですね。
多分、広告クリックからページが表示されるまでの計測落ちもあるでしょうし、逆に、TOPページから入ってディズニー記事にたどり着いた人もいると思います。


さて…ここまで分析してきましたがこれでおしまいです!プライベートでここまでやるのは流石に疲れた…笑。
やっぱりちゃんとお金をかければかけるほど効果に繋がるものですね。今度やるなら旅行写真オーディエンスを抜いたバージョンで、期間を伸ばして検証してみたいです。

とりあえず、Instagramもnoteもたくさんの人の目に触れたわけですが、炎上したり叩かれたりコメント荒れたりしなくて良かった…笑。
あくまで人に見られる用のアカウントとして両方とも作っているので、リテラシーに気をつけつつ丁寧に運用して行きたいものです。

本当はインスタ以外も試したいんですが…なんせ他のアカウントは対外用じゃないからな〜笑。またインスタで試すかもしれません。ではまた。

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