ぼっちの東海道歩き旅 その12〜藤枝宿→金谷宿〜
2022年夏編、最終章です。毎度のことながら朝起きるとめちゃくちゃ歩きたくない気持ちでいっぱいになります笑。
ホテルで見る朝のテレビが癒しです。
前回はこちら↓
藤枝宿→島田宿
藤枝からの道は、史跡がでかでかとあるわけではないですが、東海道沿いにはところどころ松の木が残っていて、旧道らしさを残しています。
島田の東海道の近くにはげんこつハンバーグで有名な静岡ご当地グルメ、「さわやか」の島田店があります。
実は、これまで静岡に来た際も何度も見かけてはあまりの待ち時間に断念ばかりしていたさわやか。
昨日Googleマップで見つけたときから、今度こそ行ってやるという気持ちで臨んでいました笑。
今日の開店は10:30、受付開始は10:00。ちょうど着いたのが10:00ごろで、無事2番で受付しました。(それでも2番)
シチュエーションが昨日のとろろ汁を思い出します笑。お盆の時期にご当地グルメを食べるのはそれだけで一苦労ということですね。
その後ぞろぞろと人が来て、開店直後にはあっという間に30分待ちになってました。すごい人気。
そして、げんこつより少し小さい、「おむすびハンバーグ」を注文!
ハンバーグを割ってくれたあと、信じられない圧力でぎゅうぎゅう鉄板に押し付けて焼いていて笑いそうになりましたが、これがさわやか流。
程よく火の通ったレア肉が、酸味のあるオニオンソースに合います。
年中忙しいお店だろうに、店員さんのホスピタリティが完璧ですごい。バイトで入るにも採用ハードル高いのだろうな。
島田宿に到着です。
島田宿→金谷宿
島田宿は大井川を越えるための宿場。宿泊するための宿はもちろん、橋がかかっていない時代に人力で川を越えるための人員、その人たちを管理してマージンを取る人、荷造りをするための店…「川越え」に関わるあらゆるものがビジネスになっている…!賢い街でした。
大きな川や峠を前にした宿場は、関連ビジネスでさぞ栄えたのだろうなと感じます。
そして川の渡り方が衝撃的。
将軍を運ぶときほど大人数なのはレアケースかもしれませんが、旅人を籠ごと川のなかを泳いで運ぶのは、なかなかたしかに専門職です。
そしてその大井川に到着。
「景色が綺麗」と思うのも束の間、長すぎて「足の裏痛い」の気持ちのほうが勝ってしまいます笑。
現在は水が流れてないところが多く、河川敷の緑が目立つ大井川。江戸時代は「越すに越されぬ」水量だったようです。
川を越せば金谷宿は近いです。
最後の最後に坂はキツい…。明らかに山へ向かっています。
これから先は石畳、そして山。
そんなことがわかったところで、ゴールの金谷駅です。
しかし金谷駅にはホテルがないので、島田駅まで東海道線で戻ります。その間4分。歩くとこんなに遠いのに、儚いものです。
東海道旅は一旦おしまい。
番外編・蓬莱橋
ホテルにチェックインして、なんとか観光に出ます。
蓬莱橋(ほうらいばし)は島田駅近くの世界一長い木造の橋。ギネス認定らしいです。
ミシミシ言う板、膝より低い柵、ビュンビュンふく風はなかなかのスリルです。
橋の長さは897.4m。語呂合わせで「厄無し」とのこと。縁起がいいのだけど、長い笑!さっき私は1キロの橋を渡っているのだ笑!!脚を引きずりながらなんとか往復しました。
川辺には特産の茶葉を活かした茶屋があります。
すごいなスロードリップ。飲んだ瞬間「!!!」という顔になる、飲んだことない濃さ…!濃いのに渋くはなくて、むしろお茶ならではの甘味と香りが強いです。
緑茶化計画を推し進める島田市自慢のお茶という感じがしました。蓬莱橋に来た際はぜひ。
歩いた結果まとめ
今回の旅全体では、計67キロ、宿場は8つ進みました。
台風も来たし、山もあったしで、距離的には全然進んでないですね!(距離感覚が麻痺している笑)
ただ、金谷駅以降の旧東海道は明らかに坂&石畳の苦行が予想されますので、ここで辞めておくのが正解だと思っています。次の旅は初っ端から山登りになりそうです…!
今回もたくさんの方に見ていただきありがとうございました。夏休みはまだあるので、家に帰ったら爆睡しようと思います。(足が痛くて毎日眠れなかった笑)
ちなみに今回で、清水エスパルスサポーターの方からのTwitterフォローが何故か増えました笑。
いやありがたいんですけども…サッカーの発信しないし、静岡通り過ぎたら静岡の発信もしないけどいいのかな…笑。エスパルスファンかつ旅好きの方たちであることを願います。(解除しないで)
ではまた、次の旅で…!
東海道歩き旅 2022年夏 おわり
最後までお読みいただきありがとうございます!もしよろしければサポートもよろしくお願いします。新たなひとり旅の旅費となります!たぶん。