【毎日エッセイ129】北海道の美しさ
北海道のここがえーぞ、と聞いて。
何が思い浮かぶだろうか。
たぶん、行ったことのない人が考えたとしても、景色がキレイ、空気が澄んでいる、空が高い、星がたくさん見える、とか。
自然の美しさを想像するのだと思う。
北海道を訪れる前の私も景色の美しさを想像した。
実際、行ってみたら思った通りで自然が美しい。想像していた通りだけど、想像を遥かに超える美しさだった。
足跡ひとつない純白の雪に、果てまで見渡せそうな澄んだ空、夕方には真っ赤な日が沈み、夜になると満天の星が空に輝く。
これが北海道か! と、圧倒されっぱなしだった。
どうしようもなく疲れた大人は、北海道を訪れると良い。雄大という言葉が陳腐に思えるほどの、都会では味わえないような大自然が心を癒してくれる。
お勧めは真冬の北海道。
真冬の北海道はとにかく夕陽がキレイ。
道東の釧路が世界三大夕景を自称していたと思うけれど、道南でも道北でも、北海道のどこでも自然の美しさは堪能できる。
晴れた日は毎日のように、真っ赤な夕陽が見えた。
と、一方的に良いところだけ上げるのはフェアじゃないから、悪いところもひとつだけあげよう。
北海道は、太る。
ご飯が美味し過ぎて。
また新しい山に登ります。