【なぜ】公立小学校教員が転職を考えた5つの理由
いつもお世話になっております。あずまです。
30歳で公立小学校教員からIT企業の教育部門へと転職しました。
今回のテーマはこちら!
小学校教員が転職を考えた5つの理由
「転職しました!」と報告すると必ず聞かれるのが「なんで転職しようと思ったの?」ということです。
なので、今回はあずまが教員からの転職を考えた理由についてお伝えしようと思います。転職を考えた理由は、転職活動する上で求人選びや面接の際にも関係する大切な要素です。ぜひ最後まで御覧ください!
それではいってみましょう!
結論!理由はこの5つ!
前提として教員という仕事はめちゃくちゃやりがいがある仕事だと思っています。子どもの成長に関われるし、毎日様々な出来事が起こります。給与も安定している。公務員という立場で福利厚生も手厚い。
うん。間違いなくいい仕事です。
そして、私自身が転職した理由は体調を崩した等の理由ではありません。転職を伝えた先生の9.5割くらいの方が「何か辛いことあった?」「しんどかった?」と心配してくださるのですが、心身ともにめちゃくちゃ元気です!笑
では、どんな理由から転職を考えていたのかというと、こちらの5つが理由となります!
① 仕事量が給与・評価に反映されない
② 本当に自分のやりたいことなのか疑問に感じた
③ 子育てとの両立が難しそうだと思った
④ 教員の今後のキャリアを考えると不安になった
⑤ 「転職してみたい」という気持ちが強かった
それでは、それぞれの内容について詳しく紹介していこうと思います!
①仕事量が給与・評価に反映されない
この記事を読んでくださっている先生方はご承知の通り、教員の仕事量は多く、内容も多岐に渡ります。その上、公務員である公立小学校教員の給与形態は年功序列のため、多くの業務をこなし、成果を上げたとしても給与にはほとんど反映されません。
私の勤務していた自治体では年に2回、査定がありましたが、その方法も曖昧なもので「形だけのものでは?」というのが正直な感想です。
『前回は〇〇さんにA評価をつけたから、今回は順番的に〇〇さんと〇〇さんにA評価をつけないと・・・』と言われたときには驚きました。(評価とは何か考えさせられますね…笑)
多くの業務や校務分掌をこなしても、手当は付かず給与も変わらないため「頑張った人が損をする」「ゴネで仕事をしない人が得をする」という状態だったこともモヤモヤの要因でした。例えばこんな感じです。
年功序列なので、〇〇さんのほうが給与が高いのは言わずもがな。
どれだけ主任を務めても手当は出ませんでした。そしてこれだけ主任をしていると「出来る人感」が出てしまい更に仕事を振られるという悪循環が発生します。
適正な報酬という意味では頑張っても報われないなと思い、転職を考えるきっかけの1つになりました。
②本当に自分のやりたいことなのか疑問に感じた
教員という仕事は間違いなくとてもやりがいのある仕事です。
その中で私がやりがいや達成感を感じていたのは「教材準備・作成」と「大人向けの仕事」でした。
授業の準備として教材研究をしたり、ICT機器を活用して教材を自作している時間はとても楽しかったです。
また、校内研修や会議の資料を作成することも好きな仕事で、自分が主催する研修を終えた後に、他の先生方から「分かりやすかったよ!」なんて言われた日には達成感と自己肯定感がメーターを振り切る勢いで上がっていました。
逆に、子どもたちの成長や卒業生を受け持つといった「担任業務」は「ちゃんとやらなければ」という責任感の方が強く、なかなか楽しむことができなかったなと思います。
そういったことを経験する中で、人生の多くの時間を捧げる仕事が本当に自分のやりたいことなのか疑問に感じ、転職を考えるようになりました。
③子育てとの両立が難しそうだと思った
我が家は2人とも教員で共働き。その上、子どもも欲しいと考えています。職場にも教員共働きの方は多くいらっしゃいましたが、本当に大変そうでした。
自分に果たしてこれができるのか。いや、できない。無理。
そもそもそんな働き方はしたくないとも思いました。
私は仕事が中途半端になることが嫌な性分なので、このままでは「子育てのせいで仕事がちゃんとできない!」「仕事のせいで子育てがちゃんとできない!」とストレスが増えることは火を見るよりも明らかでした。
子育ても仕事も両立させたい。そう思い、転職を考えるようになりました。
④教員の今後のキャリアを考えると不安になった
この記事を読んでくださっている皆さんは、職員室に
「この先輩の働き方・生き方に憧れる!」
という方はいらっしゃるでしょうか?
私の場合残念ながらおられなかったのです。教師として、人として尊敬できる方は本当にたくさんおられるのですが
こういった生き方・働き方を真似したい!憧れる!とは思えなかったのです。自分の将来がそんな姿だとは思いたくなかったですし、自分の努力でそんな姿になることをどれだけ防げるのかと疑問にも思っていました。
また、このまま教員を続けたとして、その後のキャリアアップはどうなるのだろうと不安に思ったことも転職を考えた大きな要因の1つです。
管理職になりたい訳ではない。教育委員会に行きたい訳でもない。ずっと担任を続けたいかと言うとそんな自信はどこにもない。これはまずいと思いました。
このままでは、10年後20年後、「教員しかできない人」になってしまうのではないかと思ったのです。
教員からの転職は年齢が上がるほど難しくなるのは事実ですし、今後の自身のキャリアを考えて、転職を真剣に考えるようになりました。
教員免許の更新も不要になったので、教員をしたいと思った時は再度試験を受けようと割り切って考えられたことも転職を考える上で大きなポイントでした。
⑤「転職してみたい」という気持ちが強かった
ここまでお伝えしてきたように、様々なことを考えているうちに、日に日に自分の中で「転職してみたい」という気持ちが大きくなってきたのです。
教員を続けるという選択肢も、もちろんありました。
しかし、数年後にきっと自分は「あの時転職していれば…」という後悔をするのではないかと思い、転職活動を始め、結果として転職をすることができました。
「やってみてダメだったら、その時にまた考えよう。」
私はそれくらいの温度感で転職活動を始めたので、きっと皆さんにもできると思います!まずは1歩踏み出してみると、見える景色が変わることを実感できるのではないかと思います。
まとめ
今回は「公立小学校教員が転職を考えた5つの理由」についてお伝えしました。
正直、他にも細々とした理由はあるのですが、今回は主な理由に絞ってお伝えしました!
働く上で感じているモヤモヤが、今の職場で解決できそうであれば無理に転職をする必要は無いですし、そうでなければ転職活動に1歩踏み出してみても良いのではないかと思います。
転職にはリスクが伴いますが、転職活動はノーリスクです!
この記事が少しでも転職を考える先生方の役に立てたのなら幸いです。
それでは失礼致します!
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