すぐに答えを欲しがる人たち
いつの頃からか、病院に行くと
最寄りのバス停の時刻表が貼ってある。
おそらく、1つの病院で
業務に全く関係のないことを
善意で始めたことなのだろうか。
でも、それが別の病院では
貼ってなかったとする。
すると、あちらはやっているのに
こちらは不親切だと言われてしまう。
今どきの病院は高齢者が多いので
仕方のないことかもしれないが
40代、50代の常にスマホを使っている
人達でもそんな調子だ。
ある時、スマホを手にしたご婦人に
バスの時刻を聞かれた事がある。
「あの、そのスマホで
お調べになれませんか?」
と聞くと、大変立腹して行ってしまった。
ネットの情報は
全て信用出来るとは思っていないが
紙に出力した情報は日々古くなっていく。
運行時刻だって
変わっているかもしれない。。
「魚を与えるのではなく
"釣り方"を教えよ」
ではないが
今ここで時刻を教えたら次もまた
同じ様に教えてもらわなければ
分からないけど
調べ方が分かれば、誰の手を煩わす事なく
情報が手に入るという事に気付かない。
だから、すぐに人に聞く。
聞いてすぐに答えが貰えないと
イライラする。
そのイライラが
どんどん周りに波及していく。。
答えの出ない宙ぶらりんの状態を
我慢できない人が本当に多いと実感する。
答えを知って安心して終わるのではなく
知らない事を知るために使った労力が
自分の経験となり次に役立つ。
そこから
学びや成長があるのだなと思うのですが
あなたはどう考えますか?
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