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日本即興コメディ協会と私

今更感あるかもしれませんが、
「日本即興コメディ協会って!?」「どう関わっているの?」
と連続でお尋ねいただきました。

そういえばちゃんと書いたことがなかったかも・・・
と反省兼ねて投稿です!
(長文なので要注意です・笑 ご興味ある方だけどうぞ😊)


●日本即興コメディ協会とは?

私が理事として関わっている
一般社団法人日本即興コメディ協会は、「アプライド・インプロ(即興の応用教育手法)」やユーモア・スキルの教育手法、研究結果を応用し、企業や教育現場に向けた研修やトレーニング事業を行っています。

●アプライド・インプロとは?

インプロは、主にアート分野での即興ショーやトレーニングのことを指す言葉です。そのインプロの教育手法をビジネスや医療の分野のために応用したものを応用インプロ(Applied Improvisation)といいます。

芸術の世界とビジネスの世界での応用をしっかり分けるためにある言葉で、この部分を曖昧にすると、「ビジネスパーソン向けの研修をお願いしたのに演劇の訓練になってしまった…」というようなことが発生してしまいます。

もともとアート領域の教育手法であるインプロをビジネス領域を中心とする他分野へ応用するためには、インプロはもちろんのこと、それら他領域の専門家とコラボレーションし、理解しニーズを汲み取り、デザインする、まさに「応用する」能力が必要となります。欧米ではこの応用インプロの領域がどんどん広がっており、ビジネススクールではデザイン思考と組み合わせたり、企業ではダイバーシティ研修に使われたり、研究機関では科学者のコミュニケーション訓練に使われたり、医療の分野では認知症や PTSD の治療に実験的に使われたりしています。

日本でも学校教育の現場でアクティブラーニングの採用で授業スタイルの変化に対応していくためにインプロが応用され始めています。
(ホームページより抜粋しました!)

●私の関わり方

一言でいうと、最初は「受講生として」。今は、理事として関わっています。

ONLINE CLASS 心理的安全性アンバサダー

始まりは、2017年夏。

「心理的安全性」という言葉を知り、もっと学びたい・・・と検索したら、
まだ任意団体だった頃の日本即興コメディ協会の講座にヒット。

初めて参加した、1DAYの心理的安全性ワークショップで
お互い初めまして同士なのに、応用インプロの手法を使うと
こんなに打ち解けられて自分を表現することができるんだ・・・!
と衝撃でした。
そこから、連続で講座を受講するなど大ファンに・笑

学び続けるうちに、自然と広めたいと思うようになり
応用インプロのトレーニング用エクササイズの
ファシリテーションにチャレンジするようになりました。

もちろん最初は失敗の連続・笑!!
協会メンバーはとてもナチュラルにやっているのに、できない・・・!
それでも広めたい一心でした。
心理的安全性構築には不十分であっても、
10分〜20分のアイスブレイクとしてでも活用してもらえるなら
・・・とイベントや教育研修の一部プログラムに組み込んだりしながら
細々とやっていました。

●転機

【転機1】株式会社ガイアックスの社員研修での実施

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1泊2日での社員研修に参加させていただいて、その中で心理的安全性のエクササイズの枠をいただき、100名ほど参加してもらえたこと。
(余談:この日、いただいていた枠の時間を間違えていて、大遅刻しました。ごめんなさい!)
ガイアックスさんのすごいところは沢山あるのですが、社員じゃない人まで宿泊型の研修にウェルカムにしているところ。もちろん私だけでなく、この時は他にも社外からの参加者がいました。

【転機2】こゆ財団主催プログラム中の実施

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まだ東京から移住する前の2018年11月。teamWAA!×新富町の実証実験プログラム研修生として宮崎県児湯郡新富町へ。ちょうどその頃、20名弱の起業家育成プログラム受講生も東京中心とした全国各地から集まる日でした。
起業家育成プログラム受講の方同士は、1回しか顔を合わせていないという情報を入手し。
それならば・・・
「ぜひ心理的安全性のエクササイズの時間をください!!」と執行理事に送ったところ、120%の満面の笑み(実際にはメッセージ)で「ぜひ!」と快諾をもらい、実施。
10分20分でも、受講生の方の空気が変わっていくことを体感してもらうことができました。(余談:これをきっかけに、移住話がトントンと進んでいったわけです。)

いくつかこういった経験をするうちに、応用インプロのエクササイズが場に与える影響を、ひしひしと感じるようになっていきました。
(実際には、エクササイズそのものだけでなく、ファシリテーターの振る舞いが大事であることを、のちに知ることになります。)

●応用インプロのエクササイズの素晴らしい点

「応用インプロのエクササイズの素晴らしい点」と書いておきながら、
実は今から書くことは、ファシリテーターの手腕や意図次第で
いかようにも変わってしまうのだと思います。

しかも、これは私の主観であることが前提なのですが・・・

まるで遊んでいる
ように楽しいのに
・普段のコミュニケーションの癖があらわになる
・その癖を振り返ったり、俯瞰してみることで学びが深い
・知識・経験が時に仇になることも教えてくれる
・他者の振る舞いからの学びが深い
・共創を体感的に学習できる

まだまだ書ける気がする・・・
ポイントは、「まるで遊んでいるよう」というところです。

●なぜこんなに「心理的安全性」を広めたいのか

これまで様々な職場で一緒に働いてきた仲間の能力を
私は十分に引き出し、活かせているだろうか?
という問いが、私の中にはずっとありました。

仕事が多い時、一緒に働いている人がやめていく時
リソースが足りないと思うことも多かったし
それで上司に人を増やして欲しいと依頼することもありました。

でももし、今一緒に働いている人たちの力を
十分引き出すことができていないとしたら・・・
例えば10のうち6しか出せてないとしたら
それを妨げているものはなんだろう?

それを少しでも引き上げるためには
どうしたらいいんだろう?

人を増やして欲しいと要求する前に、
私はやれることがあるんじゃないだろうか?
あったんじゃないだろうか?
という問いです。

今の私なら、この問いにはこう話すのかもしれません。
「Yes,And」とか「フォロー力」っていうのがあってね、って。

●これからのこと

アンバサダー募集

2020年2月から始まった「心理的安全性アンバサダー認定ワークショップ」も、いよいよ明日から12期!
この期の講座修了生で、アンバサダーも70名を突破することになります。
亀の歩みかもしれないけれど、私がずっと目指している、【1つの職場に3人のアンバサダー】に少しずつでも近づいているんですよね。

心理的安全性を体感し、広めていってくれる仲間が増えてきたこの辺りで
また1つ大きなチャレンジを、アンバサダーのみんなと画策しています・笑
今はまだ届けられていない人に、届けることができるように。
そして、アンバサダーにとっても実現の場になるように。
近々案内できるように進めているので、楽しみに待っててください💓