『きしみ卿のタンタカタン ~きしむ月と猫(ΦωΦ)~ 短歌10』
月の夜 時計仕掛けの劇作家 銀色の舌で語りだす夢の
月の寝言録音できる湖は星が映らず人が死んでる
僕たちがマシュマロだった頃からのお友達おっぱいと満月
なんだキミかと見あげた溺れ月 お箸でぷすり とろり飲み干し
透明な朝には優しい夜がきてシーツをめくれば月の気配
(世界の人気モノたち…)
箱あけて左右確認あるじ留守やったと飛び出すクマ・ネコ・ネズミ!
“猫でんで”はるか東の かの国で夜な夜なでんでとはずむ鞠猫(まりねこ)
豆腐になるのを諦めた不埒猫「抱いておしまい!」にがりつぶして
ネコ死んでネコ死なないでネコ生きて死んだネコ生きて生きたネコ死ぬ
「吾輩は」と言うのも飽きて「ニンゲン」に肉球舐めて別れを告げる
水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。