【ほぼ百字小説】白い塔に登る。気がつくとそう思っていた。この街に住んでいればどこからでもその白い塔を目にすることができる。いつ誰が何のために建てたのかは思い出せない。だがあの塔が街の中心であり、ランドマークであることは間違いない。その塔に登る。登れば何を為すべきかもわかるはずだ。

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。