【ほぼ百字小説】あ、来た――というのはすぐにわかった。机の上に広げっぱなしにしていたノートにペタペタと足跡がついたからだ。ちょっとした間があり、次の瞬間棚の上の埃が舞った。ジャンプもできるようだ。それはしばらくあちこち嗅ぎ回り、今は恐らく私の頭の中にいる。こいつは一体なんだろう?

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。