自分の人生は自分で選び取ったもの。そう思っていた。実際はどの街で生まれ、育ち、誰と出会い易く、どんな生活を望み暮らしていくか、恣意的に操作された選択肢の中から選ばされていただけだった。つまり我々は誰かが仕込んだ茶番の中で生きていたに過ぎない。互いが互いのエキストラとして。
画像1

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。