おいなりさんの中にまさか妖精が隠れてるなんて思わないから、そのまま一口かじって胴体をちぎってしまった。血はない。食感はマシュマロに近いが羽が少しパサついて喉に張り付いた。どうするか迷ったが不味くもなかったので人に見られないうちに下半身も平らげた。気のせいか肩甲骨の辺りがむず痒い…

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。