大物芸能人から言われた”一言”(6)

~ 概要 ~

私は、ある大物芸能人から、『あなたに会うために、これまで生かされていたのだと思う』と大変ありがたい言葉をいただいた。これは、日本を代表する俳優から、サラリーマンである私がそんな言葉をいただくまでの出来事を記したメモである。

前回までのあらすじ

PR会社に勤める私が、ある企業(クライアント)の記者発表会へ、日本を代表する俳優に出演いただくため、芸能事務所に訪れ、マネージャーに想いを伝えた結果、ありがたくも、ご出演いただけることとなった。
また、私は、大事な時、大事な相手とお会いするときには、必ず、「お手土産」を持参する。そこに、仲間、友達になる心構えがある。結果、私は、マネージャーと友達になった。
世の中の物事には、道理がある。
ある大物芸能人から、『あなたに会うために、これまで生かされていたのだと思う』と大変ありがたい言葉をいただくに至るまでにも、契機となる道筋があった。
その一つ契機が、ジョギングである。そして、ジョギング中に考えていた新たな仕組み「電力構想」も契機の一つとなる。
私が考えていた「電力構想」は、ふるさと納税の仕組みを電力に置き換えた「ふるさと電力プラン」であった。しかし、このプラン実施には、国と手を取り合う必要があると考えていた。そんな国のトップと深い繋がりがある、二人の人物と私の仲に、「縁」ができたのであった。
この二人の人物は、一人が、マスコミ界の有力者であり、政治家(内閣総理大臣や大臣クラス)と精通している存在であった。また、もう一人は、偶然にも私と同じ名字であり、茶道のお家元であり、天皇家と関係値が深い人物であった。
二人とも、日本の未来を想う人であり、優しい方である。

相談

茶道のお家元に呼び出された私は、事前に、呼び出された(会う理由)を、伝言役を担ってくれた、お家元が顧問をしている企業に勤めている会社の方に聞いた。

理由は、お家元が推進しているプロジェクトにて、全国の各所に、日本文化と世界各国の文化を学ぶ学校を作るというものであり、そのプロジェクトのことを、私に話したいというものであった。
また、その第一段が、長野県であり、手を取り合う国はフランスということがわかった。
なお、お家元が顧問を勤めている企業は、長野県を代表する上場企業であり、江戸時代に創業し、歴史ある企業である。

内容は理解できたので、お家元と会いたいと思ったが、二つのことを、私は考えていた。

1.私よりもプロジェクトに貢献できる人を紹介すべきではないか。

2.せっかく、お家元にお会いできるのであれば、相談事を用意すべきではないか。

なぜ、相談事を用意すべきかというと、事前にお家元のことを話で伺っており、とても不思議な人であり、お家元の周りには、人が集まってくる。そして、相談事をしにくるというのだ。そして、その相談事に対して、適切なお話をすると聞いていた。

また、私よりもプロジェクトに参画した時に、互いに良い関係になりそうな人として、私が2010年よりPRを行ってきている、世界的に有名で、歴史あるチョコレートブランドの会社があった。この会社の日本法人社長がフランス人であり、日本文化に精通しており、弓道を嗜んでいる。そして、人柄もよく、チャレンジ精神も豊富な方でしたので、きっと、互いにとって良い縁となるのではと思い、お家元に紹介したいと考えたのであった。しかし、互いに忙しいお二人のため、紹介は叶わなかった。これも縁だと思い、今回は諦めることとした。

また、私がお家元とあっても、何もお役に立てないと思い、会うことを辞めようと思い、お話ししたところ、あなただけでも良いので会って話がしたいと言われた。そこで私は、お家元とお会いした時に、「ふるさと電力プラン」を相談しようと思った。

次回に続く・・・

<余談>

茶道のお家元は、日本で一番大きい湖を、人と人との手を繋ぎ合わせ、一周させる催しを過去に行ったことがある。その際、参加料として、1,000円を頂戴し、その際に集まった数億というお金を寄付金として収めた逸話がある。
この時、マスメディアの力は、絶大だったと話をされていた。
だれもが、こんな無茶な企画、無理だと思っていた中、お家元は最後の最後まで諦めずに取り組んだ。そして、メディアに注目させたきっかけは、プロジェクトのストーリーとイベント名であった。
このプロジェクトでは、湖の水は、我々の生活用水を担う「命の水」であり、そんな水をきれいに保ちたい、そして、未来の担う子供たちがスクスクと元気に育つよう、このイベントの収益は、子供たちのために全額寄付するというものであった。
そして、そのイベント名は、「抱きしめて、**湖(子)」であった。
ちなみに、こんな大きな女性を、みんなで抱きしめるなんて!一生に一度しかないと”洒落”も交えていた。
なんとも、お家元らしい・・・プロジェクトだと思う。


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