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おかんと私時々昭和のクレイジーおとん【上】

あの名作のタイトルをイミテーションしてみた。



あの名作は読んだ事がないけど【おでんくん】と【ボロボロになった人へ】と【美女と野球】は読んだ。



さて。
タイトル通りおかんと私の奇妙な関係性。


どこの家庭もそうなんかも知れんけど。


『なんで皆と同じ事ができないの』と調和を求めるのがおかんやった。


以前にも書いた事があるが19歳、出家するまでボロボロの2Kの長屋に住んでいた。


隣の家には同い年で成績優秀、要領も良い、スポーツさしたらそこそこできる。
しかも誕生日も一ヶ月違いの同級生がいた。


私と言えば全てが真逆。



よく『○○ちゃんはこんなにできるのに』って言われて育つ。



そうなるには。。。
キーマンの。。。
昭和のクレイジーおとんだった気がする。
昭和のクレイジーおとんは
おかんに『なんでこいつはこんなにあほなんや‼️どない育ててるんや』とおかんを罵倒している姿をよく見ていた。


今で言うワンオペです。
おとんは子育てには一切関心がない昭和の典型的な人間。




おかんは感情のぶつけ所がなく私に『ちゃんとしてくれ』って願いがあったのであろう。
隣の家の優等生みたいになってくれって思い
私に『どぉして』ってなる日々だったのかも知れない。




ポンコツ過ぎたからかも知れないが、あれこれ言うおかんやけど、
隣の家の優等生が習うものは
私も全てやらしてくれた。
ピアノが無い家なのにピアノを習い、くもん、そろばん、びっくりする位、今も字が汚いが書道も習い、歌が最強に下手くそだが合唱団で歌も習い、エレクトーンにも行く。
全て小学六年間でスパッとやめる。


隣の優等生は早々に辞めていた。




中学になったらきっちり塾にも通いアホクラスに三年間いた。
高校が受かりそうにもなかったので個人授業まで習わせてもらっていた。





とんでもなく、私にお金を掛けてくれたが、残念ながら何一つ実らず成長してしまう。



そして、監視、管理も凄かった
おかんの予想外の行動をする私。



私の持ち物は全てチェックをし交換日記、手紙、金銭的な事、何もかもチェック。
知らないふりはしていたが、しっかり痕跡を残すおかん。
家を出てからも今の主人と一緒になるまでは私の全てを管理しょうとしていた。
私の生業で得る報酬の管理もしようとしていたので、面倒くさいから通帳を渡していた。




何よりおかんと私、考え方が全く合わず(現在も合わない)おかんが『やめなさい』って言う事は全て遂行すると言う私。



おかんの杓子定規の中に収まらない私にどんな感情を抱いていたのかは解らない。


おまけに昭和のクレイジーおとんは『どぉやったら、あんなアホが育つんや』と罵倒され毎度板挟み
になっていた


こんな関係性なので一緒に笑ったりした記憶がない。


いつも難しい顔していた。


なので、笑いあってる母、娘を見ると未だに凄く羨ましい。




こんな関係性だから嫌いなのか?
と聞かれると嫌いじゃない。


長くなりそうなので
次回につづく。。。





























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