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じねんリトリート実施レポート~原始的な自然体験と対話を行き来する2日間のプログラムを行いました。


富士山近く、ホールアース自然学校にて、
”じねん”をコンセプトとしたリトリートを行いました。

原始的な自然体験や人と自然と共生する里山体験を通じて、
得られた気づきを元に、対話を深めていく2日間のプログラム。

参加者が得られたものは何でしょうか?

自分の人生についての深い気づきや、仲間との出会い、
自然との繋がりや大きな生命の循環など、

参加者それぞれにとって、今必要な”じねん”と繋がる時間となりました。

じねんリトリートの概要

●コンセプト:じねんに還り、じねんに進む。
 ‐自然に還り=”原始的”な自然体験とホリスティックな対話の行き来
 ‐自然に進む=内側と外側が自然と変化していく体験
●日時:2022年 4月9日〜4月10日
●参加者:10名
●共催:ホールアース自然学校

プログラム内容

チェックイン

この場に集った10名の仲間とともに、青々とした空に、新緑木々、差し込む木漏れ日の下、ヨモギ茶を飲みながら、ゆっくりと今回の場や、自分の状態へと意識のフォーカスを合わせていきました。都会の喧騒から離れ、徐々に、自分と、自然と、つながっていく始りの時間。それぞれがこのリトリートを通して、問いとしてもちたい事をシェアしあいました。

大地とつながり、自分とつながる
(富士山溶岩のテントサウナと雪解け水の水風呂)

富士山溶岩の熱を浴びて、体をじっくりと温めます。サウナから出たら、富士山雪解け水の流れる天然の水風呂へ。そして、そのあとは、晴れ渡った空の下で、極上の森林浴。
全身で、里山を体感していきました。

天然の水風呂である芝川の水温は、四季を通して12~14度、普通に踏み入れると、冷たすぎる温度です。 入れた手足が痛くて10秒水の中にいるのが耐えられない程。

自然の過酷な一面に適応するために、特別な呼吸法をグループで実施し、滝行に至ったり、「つめだいぃぃぃー!」と叫びながら、川を渡るなど、それぞれにとってのエッジを超える自然修行の様な時間でもありました。

生命を頂く体験

ホールアース自然学校さんで大切に育てられている鶏の生命を頂く体験。
その頂いた生命を自らの手で捌き、調理をしていきました。
参加者それぞれが静かに、目の前にある生命と向き合う時間となりました。

生命を頂く夕食

スープ、サラダ、焼き物の3班に分かれて、食材や自分の直感の声を聴きながら、元々いのちだった、素材たちが活きるように料理をしてきました。

いのちを「いただきます」と手を合わせたあと、
ゆっくりと丁寧に噛み締めながら、余すことなく食を味わいました。
生命の循環を感じ、自分自身が生かされている存在であることに気づく体験となりました。

焼き担当、サラダ担当、スープ担当の三班に分かれて料理

焚火を囲んでの対話

1日目の体験を振り返りながら、本音の声を交わし合っていきました。火を真ん中にかこみながら、湧いてくる声をぽつりぽつりと出す時間。まるで火の大きさにともなって、会話の緩急も変わるかのように、それぞれが感じとったことをみなが体験し、味わいなおす時間となりました。

朝ヨガ(2日目)

朝日を浴びながらのヨガ。
今、ここにある身体や心にある感覚に意識を向け、身体の内側で起こっている呼吸や身体の変化に気づいていきました。

リフレクション

これまでの里山体験をさらに深く味わっていったリフレクション。
内側の声に耳を澄ませて、締めくくりの時間をどう過ごしたいか、それぞれに決めてもらいました。心のままに、写真をとったり、里山を走ったり、芝川へ飛び込んだり、対話をしたり、各々の時間を過ごしました。

また、希望者を対象に、全生命の集いというワークを実施しました。
このワークは、木、水、太陽、鳥、虫など、自分が選んだ生命になりきり、そのメッセージを直感的に受け取り、そのものたちとして、対話をしていくというものです。

大切に育てられている鶏の生命を頂く体験は、一人では言葉にし難い程、重い体験でした。

その体験を、土や、富士山、風、縄など多面的な視点からみていくことで、
「土は新たに受け容れるのを喜んでいるかも」「風はこのような生死は常々いろんな場所で起こっているといった飄々とした姿勢」など意外な気づきがありました。


気づきの全体共有

2日間の体験を通じて気づいたことや見えたビジョン、これからのアクションをシェアしました。そして、これからの生活や事業に活かしていくという約束を自然や仲間達と交わし合いました。

参加者の声(一部抜粋)

じねんリトリートを終えて

原始的な里山体験や対話を通して、内なるじねんにつながっていきました。

ホールアース自然学校さんが20年以上かけて育んできているフィールドの力、そして自然教育のあり方を存分に受け取ることによって様々な変化がおきた時間でした。

それは家族との関係性、事業のアイデア、これからの自分の在り方など、
それぞれなりに得た自然な腹落ちする気づきであり、

地球から受け取るものへの敬意と畏怖、豊かさを体現しているこの場所だったからこそ、参加者の内側にもたらされたのだと思います。

今回は個人のお客様にご参加いただきましたが、今後は社員合宿やチームビルディング研修など、自然の恩恵を受け取りながら、個や関係性の内側の風通しが良くなり、自然な創造性が湧いてくる機会も準備していく予定です。

あらためまして、この豊かな体験を届けてくださった富士宮の自然やホールアース自然学校さんへ感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

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