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あゆみ
2020年12月26日 00:30
わたしと一緒にいるときでも、元カノが「今すぐ来てくれないと死ぬ」と連絡してくれば、行ってしまう。だいすきなのに、彼も愛してると言ってくれるのに、それでも行ってしまう。あと何回我慢したらとか、あと何ヶ月我慢したらとか、期限が見えていれば耐えられたかもしれない。でも、元カノの呼び出しには終わりが見えなかった。いつまで続くかわからない状態に、わたしはほどなくして彼とお別れする決意を固めた。行って
2020年12月26日 00:07
いま思い返すと恥ずかしいくらい、若気の至りというか、ふたりの世界にどっぷりだったわたし達。そこに、ある時侵入者が現れた。元カノだ。なんと、自分から振っておいて、彼に復縁を迫ってきたのだ。乗り換えた先の年下彼氏に振られたらしい。わたしとしては、ふーーんと思って聞いていたが、ほんの少しの不安はあった。でも、彼はキッパリと元カノに「お前と戻る気はない。付き合ってる時、お前とは結婚まで考えてなか
2020年12月17日 23:25
付き合いはじめて判明した事実は、まだある。一切の脇目も振らずに恋愛街道爆走中だった片想い時代のわたしには、予想もつかなかった事実だ。まずもって、憎っくき、そして彼を振ってくれた点に置いては感謝するべき元カノだが、なんとわたしが知っている人物だったのだ。おなじ塾でバイト講師をしている女だった。それを知ってから思い出してみれば、なるほどよく近くにいた。しかし、当時わたしは彼がフリーと思い込んでいた
2020年12月14日 01:00
付き合い始めていろんな話をするうちに、運命を感じるような共通点がたくさん見つかった。まず、小学校がおなじだった。6歳離れているので在学期間は重なっていないが、彼には弟と妹がいて、彼らとわたしは同じ時期に通学していたことになる。お互い知っている先生もいるし、いくらでも話ができた。同じ学区というだけでなく、分団も隣で自宅同士がとても近くだった。実際、彼の自宅はわたしのとても仲が良かった友達の近所