西谷 渉

鎌倉在住のライター。Webや雑誌で、暮らしやものづくりのテーマで執筆中。ときどきデザインも。美味しいもの、心を豊かにしてくれる旅、映画・小説・アートなど物語のあるものが好き。noteは自由帳のように使っています。https://uzocoya.com/

西谷 渉

鎌倉在住のライター。Webや雑誌で、暮らしやものづくりのテーマで執筆中。ときどきデザインも。美味しいもの、心を豊かにしてくれる旅、映画・小説・アートなど物語のあるものが好き。noteは自由帳のように使っています。https://uzocoya.com/

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    代表的なライティングのお仕事まとめ

    こんにちは。 神奈川・鎌倉在住で、 フリーランスでライターをしている 西谷 渉(にしたに・あゆみ)です。 私は早稲田大学の仏文科を卒業後(2010年)、 Web制作会社などで、Webのライティングやディレクションなどのコンテンツ制作に携わっていましたが、2016年よりフリーランスになり、 今はWebや雑誌で、インタビューやコラム、商品のPR記事などを中心に執筆しています。 主なテーマは、暮らし・ものづくり・食・アート・旅です。 とくに、衣食住のものづくりをしている人や、

      • 鎌倉で赤ちゃんとお出かけ。育休ママの8つの楽しい過ごしかた

        お久しぶりのnoteです。 すっかり春の陽気になってきましたね。 昨年の一月に第二子を出産してから、しばらく仕事をお休みして、平日の日中は鎌倉の海の近くで、赤ちゃんとふたりで過ごしていました。 上の子がいるので、4人分の家事に育児に、毎日のんびりというわけにもいかず、バタバタとあっという間の一年でしたが、せっかくなら赤ちゃんとの時間を楽しみたい。どんな場所なら赤ちゃんと一緒にいけるかな?と、あれこれ探していた時期があったので、おなじく鎌倉周辺で、小さなお子さんと暮らしてい

        • 12. 造作キッチン|鎌倉の家づくりのはなし

          「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う」 大好きなよしもとばななさんの小説『キッチン』の冒頭の一文です。 ・ 私も子どもの頃、というか大人になってからもしばらく住んでいた実家では、家の中でいちばん好きな場所はキッチンでした。 料理好きの母がこだわって注文をつけたキッチンで、壁一面の収納棚には食器やキッチン道具、調味料やスパイスが何でもたくさんあって(実家ってすごい!)、ワクワクと遊び心がくすぐられる場所でした。 オーブンから料理が焼けるおいしい匂い、お菓子づ

          • 11. 上棟式もおわり |鎌倉の家づくりのはなし

            前回のブログから、またまた間が空いてしまいましたが、鎌倉の家の方は着々と工事がすすんでいます。年内引き渡し&引っ越しの目標なので、あと1か月ちょっと! 壁紙の色やドアの素材、洗面台の仕様、照明のスイッチの高さ、コンセントの位置など、細かな確認がぽつぽつと残っていたので、なんだかんだで10月も工務店との打ち合わせがあり、ようやくあとは完成を待つのみです。長かったような、早かったような。 今住んでいる場所から新居まで、たったの徒歩1、2分の近さなので、しょっ中お散歩がてら工事

            10. 間取り|鎌倉の家づくりのはなし

            家づくりをするとき、はじめに工務店と話し合うのが「どんな部屋が欲しいか?」「リビングの広さはどのくらいにするか?」「どんな生活を送りたいか?」など、間取りについてです。 きっと家づくりのなかで、いちばんワクワクする過程のひとつではないでしょうか。 まだ他の工務店と迷っているときから、プランは何度か提案してもらい、ブラッシュアップしていたので、正式に依頼してからは、具体的な設計図に落とし込んで、導線まわりや光や風の経路なども考えつつ、保留になっていたところを確認していきまし

            カナダに骨を埋めた親戚のはなし

            母方のおばあちゃんの妹に、みっちゃんという人がいた。私にとって、大叔母さんにあたる人だ。 みっちゃんは、私が生まれた頃には、すでにカナダに暮らしていた。 50歳を過ぎてから、カナダに移住して、20歳近くも年の離れたボーイフレンドを見つけて、数年前に亡くなるまで、30年以上をカナダのバンクーバーで過ごした。 記憶のなかでは、高校生のとき、一度だけみっちゃんに会ったことがある。夏休みに姉と母と3人で、みっちゃんを尋ねてバンクーバーに旅行で行ったのだ。 当時は海外旅行なんて

            09. 基礎工事のはじまり|鎌倉の家づくりのはなし

            家づくりのはじめに行う基礎工事は、家の土台となる骨組みをつくる工事のこと。土地の地盤を調べて、地盤が弱いところがあれば、固いところまで杭を打ったりして地盤を強化することもあります。 そして設計図に合わせて、土台となる部分をコンクリートでつくりこんでいきます。基礎をしっかりコンクリートでつくることで、そのうえに建つ木の家をより丈夫に長持ちさせてくれるのです。 地鎮祭がすんで、工事がはじまったら、あとは家の完成を待つだけかというと、そんなことはなく、まだキッチンや洗面所、壁の

            08. 地鎮祭|鎌倉の家づくりのはなし

            6月6日の日曜日、大安の日。地鎮祭を行いました。 家づくりをするまで、私も知らなかったのですが、地鎮祭というのは家を建てる前の土地のお清めの儀式のことです。やってもやらなくても施主次第のようですが、わたしたちはやることにしました。 これからきっと何十年とお世話になるお家だもの。無事にいい家が建ちますようにという願掛けと、いよいよ家づくりが始まるんだなという気持ちの節目になりました。 当日は見事に雨。「雨降って地固まる」って言うもんね、と、のんきに天気のことをあまり気にせ

            07. 湘南の工務店に決定|鎌倉の家づくりのはなし

            しばらく仕事が忙しくて、家づくりブログがすっかり滞ってしまっていましたが、3月のはじめに工務店を決定し、2~3週に1回のペースで打ち合わせをするなかで、設計や間取りにはじまり、窓の位置や大きさなど、ひとつずつ決めていっています。 とても大きな決断だったので、工務店を決めた時のことも思い出して書いてみます。 ・・・ 3月の初めに、やっと工務店が決まりました。 前回のブログにも書いたとおり、あの後も、プランのご提案をお願いした2社、逗子のキリガヤと横浜のリモルデザインで、

            もう二度と失敗したくない。はじめてさんのWordpressテーマの選び方

            こんにちは。 私はふだんは執筆業をしているのですが、より心地いい暮らしと仕事を目指して、今、SHElikesという女性向けのクリエイティブスクールでWebデザインを勉強しています。 先日、はじめてWordpressを使ったWebサイト制作に取り組み、無事に友人のお店のWebサイトをリニューアル公開することができました。 初めてのWordpressのカスタマイズは、既存テーマを使ったものの、意外なところに落とし穴があったりして、テーマを壊してしまい0から作り直しになってし

            06. デザイン提案|鎌倉の家づくりのはなし

            前回の打ち合わせから、あっとゆう間の2週間。 検討中の2社、逗子の工務店キリガヤの2回目の提案と、横浜のリモルデザインの提案が、急遽、同じ日に行われました。 まずは、午前中リモルデザインへ。 前回のキリガヤのプレゼンを受け、より具体的な家づくりのイメージが湧いてきて「やっぱりキリガヤの家かっこいいなぁー!」と、すっかりその気になり始めていた私たち。 でも、これまでのやりとりから、リモルデザインのセンスの良さも信頼していたので、どんなデザインがあがってくるか楽しみにしてい

            05. 理想と現実|鎌倉の家づくりのはなし

            先週末は、逗子の工務店キリガヤとの打ち合わせ。先日のヒアリング内容をふまえて、家づくりのたたき台をプレゼンしてくれる日でした。 「どんな家が出てくるかな〜?」と、私たちも期待が大きいぶん、そわそわしながら当日を迎えました。 打ち合わせではまず、営業の川添さんが家全体のコンセプトについて、イメージ写真とともに説明してくださり、続いて、設計の行枝さんから、各階の部屋の間取りや外観について、平面図と3Dを見せながらお話してくれました。 ヨーロッパの家のような、空間にゆとりがあ

            04. 理想の家|鎌倉の家づくりのはなし

            夫婦で家づくりの話をしはじめてから1年半。 ようやく土地が見つかり、さっそく検討中の二社、逗子のキリガヤと横浜のリモルデザインに連絡をして、家づくりの第一歩となる、ヒアリングをしていただきました。 初めましての打ち合わせはすでに昨年すんでいたので、今回は私たちの希望する家について、ヒアリングシートをもとに、すこし時間をかけてお話しました。 私たちの場合は、夫の中で、かなり具体的な家のイメージができていたので、そこに私からのリクエスト(主にキッチンまわりなど)をまとめるか

            03. 工務店選び その2|鎌倉の家づくりのはなし

            広々とした抜けのあるリビングをつくりたい。 庭も楽しみたいから、リビングは1階がいい。 もちろん、耐震性の面でも安心できるつくりがいい。 などなど。 私たちの家づくりの理想を並べたときに、まさにピッタリだと思ったのが「SE構法」という技術。 そして、その「SE構法」の資格を持つ限られた工務店のなかで、(前回のブログで書いた)キリガヤの他にも話を聞いてみたいと思って、インターネットで見つけたのが、横浜のリモルデザインです。 キリガヤとおなじく「SE構法」の家づくりをす

            02. 工務店選び その1|鎌倉の家づくりのはなし

            今回、家づくりの日々をのこしておきたいと思った理由のひとつが、工務店の方々のはなしを書きたかったから。 鎌倉の材木座は、のんびりとした雰囲気や、 海が好きな人にはきっとたまらない町ですが、 海の近くである以上、気候条件とうまくつきあっていかないといけません。 鎌倉に引っ越してきたばかりの頃、美容師さんに教えてもらったのが 「湘南の3B(サビ・カビ・トンビ)」という言葉。 この3つに気をつけなさい、ということなのですが、 まず、夏は湿気が多いので、革の靴やカバンをはじめ、

            01. 家づくりのはじまり|鎌倉の家づくりのはなし

            鎌倉に住みはじめて、もうすぐ丸5年。 注文住宅の家づくりをすることになりました。 自分の人生で家を建てる日が来るなんて、 夢にも思っていなかった私。 だれかと暮らすということは、ときどき、 想像をはるかに超える体験をさせてもらうことがあります。 きっと人生に一度のことなので、 この家づくりの日々をしっかり記録しておこうと思います。 まずは、私たちについて そもそも、私たちがどんな家族で、 どうして鎌倉で家づくりをすることになったのか、 背景からかんたんにお話しさせてくだ