こんにちは!デザイナーの北島です。
先日ディズニーシーに行ってきたんですがデザインオタク的に最高の場所でした。
今回はディズニーシーの地区ごとに配色と意匠、場所づくりをまとめ考察してみたものをnoteにまとめてみようと思います。700枚写真撮ったのでパソコンがシューシューいってます。
スペシャルサンクス!いっぱい紹介してくれたDオタの友達!
追記:ランド編も出しました!
アメリカンウォーターフロント
昔のアメリカをモチーフにしたエリア。20世紀初頭の雰囲気を再現しているらしいです。
工業発達してる感ある街並み
煉瓦造りやスチールの質感が多く使われていて、工業発展したな〜〜!!感があります。色彩は他の地域に比べて黒に近い重い色が多めに使われていたり、金属を色づけているあたりで工業力を感じます。
大通り以外の街の風景は少し港町っぽくなっていて、都市感が残りつつも実際に人が働いていそうな無骨さがあります。かっけえ〜
下町の風景は少し色褪せた色や質感が使われています。潮風で風化した感じがリアル。
フォントは意外にバラバラ
フォントは骨太なものが多い印象で、銅板印刷由来の書体もあります。工業的雰囲気をフォントから醸し出しててすき…
街灯コレクション
配色
レンガ含めて赤の印象が強く、それを濃く鮮やかな青と白で締めてて工業的でアメリカ的だけどめっちゃ可愛い街になっててすごい〜なにかしら加工していて素材自体の色を使っていないので全体的に鮮やかです
メディテレーニアンハーバー
パークの玄関口に位置する、南ヨーロッパをモチーフに作られた港町です。ヴェネツィアみたいですごく綺麗。
淡い色合いの街並み
この地区ではディズニーシーの中でも古きよき都市的な意匠が多いように感じます。蔦のような装飾が多い印象。
街灯コレクション
配色
ポートディスカバリー
ここは20世紀初頭の時代の人々が思い浮かべていた、時空を超えた未来のマリーナという設定らしいです。
緑青っぽい色が綺麗
この地区では色彩として銅色と、青銅をモチーフにしたと思われる緑青色がよく使われています。(緑青とは青銅という合金が時が経つにつれて酸化し青緑になったものです。元々は新品の10円玉のような綺麗な銅色。)
銅色と緑青を使って、金属感と経年劣化感を出しつつ、未来的なモチーフを使って実際にありそうな近未来の雰囲気を押し上げているのかなと思いました!
ニモのシーライダー近辺
街灯コレクション
ロゴ、サインはスチームパンクっぽい
配色
マーメイドラグーン
アリエルとその仲間達が住む海中の世界を中心としたエリアです。全体的に抽象的な形が多い印象です。
滞在時間が短かったので写真が少ない
人工感がないアニメのような装飾
外観を見ても思いましたが人工感が全くありません。作っていないような質感を出すためにフラットな面を逆に作ったりしている。海の仲間は建築とかしないんですね
街灯コレクション
生えた??と言いたくなる有機的なランプが多い。アリエルの世界にぎりぎり生えそうなランプ。光り方も電球を感じないというか、自然と光出したようだったのもとても素敵でした
配色
配色としては人工感のない装飾とは逆にとても人工的。自然と作られないような色が、自然と湧き出たような形に乗せてマーメイドラグーンみたいな夢のような世界を作っているんじゃないかと思いました!
ミステリアスアイランド
南太平洋の火山島で、謎の天才科学者・ネモ船長の秘密研究所が広がっている設定。
私たちご一行は子供連れだったので、このエリアは乗るものがなかった…
設置方法にリアリティがあるロゴ、サイン
マゼランズの周りは整備されてる
街灯コレクション
配色
ロストリバーデルタ
古代文明遺跡発掘現場をモチーフにした、中央アメリカ、及びカリブ海沿岸の熱帯雨林地域をテーマとしたエリア。草が多いです
手書き感あるロゴ、看板たち
街灯
アラビアンコースト
アラジンの世界のような、魔法と神秘に包まれたアラビアンナイトの世界です。宮殿がメインエリアですが下町も港もある。
場所によって鮮やかさ、素材の違う布の装飾
エリア全体にパターン模様がある
街灯コレクション
配色
まとめ
ディズニーシーでは、背景と過程を考慮して素材や色彩に反映されている印象を受けました。私も配色に迷ってましたがただ色合わせを覚えるだけではなく、どう世界が成り立つかから考えないといけないと思いました…ディズニーすごい…ランドも行きたい
スペシャルサンクス
・一緒に行ったやつがパシャパシャ写真700枚撮ってても許してくれた同行者一行の皆さん
・素敵な解説してくれたディズニーマニアの友人