発達障害息子氏、LDではない書きの苦手さ。
~母として当事者として #発達障害 目線での徒然を書いています。発達障害らしさを感じ取って頂けたら嬉しいです。~
地元で読み書き障害がご専門の先生のところに行ってきました。
中学生の時に特別支援学校の地域相談室の先生から書き障害が疑われると言われ、いろいろ検査を受けました。が、音韻意識や視覚認知には問題がないと言われ、不器用さのせいかもしれないという曖昧な結果でした。それでも、書くことに苦手さがあることは理解してもらえたので、ワークなどの提出物をパソコン入力による提出でも良いという配慮をしてもらいました。当時息子氏の学校にとっては画期的なことでした。
今回は就職活動に向けて専門家に診て頂くべく、その時受けた検査ではない検査をいろいろやって頂きました。
結果としては・・・
書き障害と言われる「音➡文字」という低次の書きは平均レベル。
書字速度も、成人だと1分間に48文字が平均らしいですが、平均レベル。ただし、読み取れるギリッギリの文字でしたが。
手と目の供応についても平均レベル。
すべてが平均レベルで、つまりは「問題がない」という扱いになるそうです。
そこで考えられる原因として、
* 頭の中の回転速度が速すぎて、手が追いつかない(ADHD由来)
* 自分の中で「こう書きたい」というこだわりが強い(自閉スペクトラム症由来)
という、併発症によるのではないかというお話でした。
また、できる凸の部分が平均より高めであるがゆえに、できない凹の部分が平均的レベルであっても、個人内差が大きいために、低く感じてしまうのかもしれない、というお話もありました。
息子氏はWAISの結果でも、言語理解が130ほどであるのに対し、処理速度が90程度。(平均値を100とした検査です)
個人内差がとても大きいタイプなのです。
個人内差が大きいと、ひとは、高い方のレベルでその人の能力を推し量る傾向があるそうです。だから、平均より少し低めな程度なんだけど、高めの部分に比べたらとても低く感じてしまうようです。周りの人も、本人も、そう感じるようになってしまうそうです。
そして、書くことの苦手さについて、代替手段としてのパソコンを使いこなせているので、それで良いとお墨付きを頂きました。働くうえで必要になったとき、職場に喧嘩せずに理解してもらうことが大事、とのこと。
その話から、息子氏曰く、
「つまり、自分の特性について自分でしっかり理解して、相手に理解してもらえるように伝えることが大事だということですね」
と先生にお話ししていて、びっくりでした。
息子氏、大人になったねぇ(涙)
そんなこんなで、書くことの苦手さ自体は変わらないけれど、ちょっと前向きに捉えられるようになったのなら甲斐があったというものです。
以上、発達障害~母ごころ当事者ごころのあゆでした(*'ω'*)
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。感謝しています。
だんだんよくなる!未来は明るい!
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