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イスタンブールに2週間/暮らすように旅するトルコ

イスタンブールで2週間ほどアパートに滞在した。
自分が滞在したところについて書こうと思う。

坂の上の家

滞在先は思ったりより旧市街から離れていた。
旧市街に行くのに公共交通機関を使わないといけないのだが、これが安いしとてもわかりやすい。
今日はバスと船で行こうとか、その次は電車と地下鉄とバスでなど、毎回いろいろなルートを試し、異なる景色を見るのは楽しかった。

快適な路面電車
地下鉄の中。車両はとてもきれいで広い


ただし、坂を下りないと乗り物に乗ることができない。
行きは6分で行けるのだが、帰りは上り坂のため15分かかる。
いつも坂を上るのに必死過ぎて、写真を撮るのを忘れてしまった。
過酷な坂の様子を伝えられないのが残念。

駅は水辺のあたり。行きは下りだが帰りの登りがとっても急!


何か顔についてる!?

私たちが滞在した地域は、旧市街と異なり、スカーフを巻いている人が多い。
観光客を見ることもない。
だからか、ジーっと見られることが多々あった。

特におじいちゃんの”ガンミ”はすごくて、ちょっと遠くからじーっと見が始まり、すれ違うまで目をそらさない。
ジロジロ見るのは悪いな、という感覚もないくらいの堂々とした態度に、やだなとか、失礼だなという感情もわかなかった。
そうだよね、見ちゃうよねと、なんだか納得してしまった。
確かにこのあたりでアジア人の女性はとっても珍しいのだろう。

お店で買い物をしても英語は全く通じない。
それでも、スーパーでは翻訳機片手に説明してくれたり、パン屋さんでは毎回紙に値段を書いてくれたりと、とっても親切にしてもらった。

対岸もあふれんばかりに家が並んでいる


憩いの場所

近所にはたくさんの公園がある。
トルコは道もきれいだったが、公園が至る所に見られ、公共施設にお金をかけている気がする。
近所の公園はとってもおしゃれで、遊具は全て木で作られていた。

何をすることもなく、よく公園に通った。
朝のお散歩や、お茶を飲みに行ったり。
この公園は大学の近くらしく、夕方になると学生たちが通り過ぎていく。
自分の学生時代を思い出し、なんとなくなつかしいような気持になった。


旧市街で好きな場所

旧市街にもたまにでかけたので、お気に入りの場所を二つ。
イスタンブールへ行く人は必ずモスクに行くと思うが、私のお気に入りのモスクはスレイマニエモスク。
ピンクの壁と装飾が美しい。また、このモスクからの街の景色は必見。

でも一番のお気に入りは聖トリアダ・ギリシア正教会。
礼拝の時間は4、5人だけ。しかもすべて観光客のようである。
トルコはイスラム教なんだと改めて感じた。
どれくらい歴史がある建物か忘れてしまったが、とても静かで、でも日の光のせいか暖かな気持ちになる教会だった。

ステンドグラスを通すと、ピンクの柔らかい日差しに代わる


1ヶ月半の滞在を終えて

旧市街は見どころにあふれていた。
モスクがある景色の中に自分がいることがとても新鮮だった。
旧市街は海を感じられる場所が多く、海とモスクのコントラストはとても美しかった。
また旧市街は人であふれていて、ものすごいエネルギーを感じ、そこにいるだけでわくわくした。
滞在した地域はそんな興奮する旧市街とはちょっと違うけれど、地元の人たちの生活をちょっとだけ感じることができ、これもまた貴重な経験だった。

トルコの1ヶ月半の滞在が終了した。
トルコはイスラム教の国だが、地域によってその解釈が大きく異なる。
イスタンブールは、エリアによっても大きく違っていた。
でも部外者であるからか、どの場所のモスクも美しく、礼拝への呼びかけのアザーンは不思議とその街と合っている気がして心地よかった。
またどの場所でも人々はとても優しかった。
是非またこの国に戻ってきたいと思う。




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