初夏の下部・早川③ 文豪も愛したぬる湯で脳みそを甘やかす
今日は下部温泉に泊まります。
お宿は去年の一人旅と一緒、橋本屋。
源泉館と非常に迷ったのですが、夫が初下部なのでハードル低めで行こうと思ったのと、
またあの宿のごはんが食べたいな〜と思いまして。
下部温泉 橋本屋
前回の下部温泉来訪ログはこちら
今回もなんと前回と同じお部屋でした。
15時ピッタリにチェックインして早速ひとっぷろ。
前回は飲泉が有名なのを知らずにペットボトルのお茶を飲んでいたのですが、今回は湯口も飲めるし2階にウォーターサーバーがあるのも知っているので風呂前・風呂上がりに一杯ずついただきます。
ぬる湯とあつ湯の交互浴をひたすら繰り返し1時間弱。と、整う…!
お布団はすでに敷いてあるので、即寝。
橋本屋、お部屋入った瞬間時間の流れがゆーっくりになる気がします。まずは気絶するように寝て、まだ16時台。
起きると元気な夫がお饅頭が食べたいと騒ぎ始めたのですが、無視して2浴目。夫は1人で駅前の和菓子屋さんに行ったようでした。
上がってまた布団に入り、寝てるわけじゃないんだけど起きてもいない、半幽体離脱のような状態でリラックスしていたら夕飯の時間になりました。
なんかお饅頭のごみが4つくらいある…食べ過ぎでは…
夕飯はこんな感じ
これと、ほんとにほんとに美味しい下部鉱泉で炊いたごはん。おひつの中が一瞬でなくなりました。
お酒を飲むか非常〜に迷ったのですが、脳みそが今日はもういいです…と言っていたのでやめました。宿にいる間だけアルコール断ち、スマホ断ち、コンタクト断ち。
食後にもう一度入浴し、早めに就寝。
ここ、お風呂は22時までなのですが、それまでに入ったら後やることないので寝よう…となるし、深夜も入らなきゃもったいない!という貧乏精神も出ようがないので、もう健康になっちゃいますよね。
⌘
朝は8時半に朝食、の前に、寝癖直しと洗顔兼ねて10分だけ入浴。
お風呂場に圧縮タイプのシートマスクが置いてあって、源泉のパックができるのです。お肌ぷるぷる状態で朝ごはんはこんな感じ
これにまたご飯なのですが、おひつの中を食べきれなかったのが心残り…。今思えばおにぎりにしてもらうとかできたのかな。むむむ。
またゆっくりお風呂に入って、チェックアウト。
ここ、改めて本当に好きなお宿なのですが、1人で行った方がいいですね。鍵が一つなので自分のペースでお風呂に入りにくかったり、完全にオフの私に夫が話しかけてきたりしてちょっと鬱陶しかった笑
次回夫と下部温泉に来るときは源泉館にチャレンジしたいと思います。
富士川町 萬屋酒造
帰りしな、前回定休日を引き当ててしまった萬屋酒造に寄ります。
甲府盆地の1番下にある酒造で、下部温泉からは車で20分くらい。
身延線鰍沢駅からも歩いていける距離なので、電車旅でも立ち寄れます。
この辺りはなんとなく街並みが静岡寄りな気がしますね。山との距離感かな。
で、有料試飲ができるんですけども。
これがまあ最高でした。
試飲カウンターは昔酒造に使っていた木造のフネ。
お願いすると、冷蔵庫から出てくる出てくる12種類。ご自由にどうぞ、好きなだけご自分でお注ぎくださいということで
専用のグラスを500円で購入する必要があるのですが、これは元が取れすぎる。。安すぎる。。グラス自体が素敵だし。
一通りいただいたところで、非飲酒者の夫が飽きてきたので四合瓶をいくつか買ってから間続きのカフェへ。
萬屋酒造のお酒は春鶯囀、「しゅんのうてん」と読むのですが、これは与謝野晶子がこの蔵に宿泊した際にお酒を飲んで
と歌を詠んで、感銘を受けた旦那さんが名前をとったとのことでした。なんて文化的な由来なんだ。
こちら日曜でしたが、我々の他にはお客さんなし。穴場でした。
そのほか、下部で行ったところ
今回1泊目慶雲館、2泊目下部温泉の2泊3日だったのですが、実は間違えて初日に下部に行ってしまいまして…。
お昼は下部温泉ボロネーゼをいただき
車に乗っけた折りたたみチャリで下部温泉郷の坂道をぐるりとまわり、
山の上にある湯町ほたる公園に行って汗だくになり、
まだチェックイン早いし日帰り温泉するか〜とannaさんの記事を参考にさせていただいて大黒屋に行き
15時になって橋本屋に行ったら、ご予約明日ですと言われて間違いに気づいてあわてて慶雲館に車を走らせたといううっかりエピソードがあります。まあお天気が良い日にチャリをこげたので結果オーライ。
良い初夏旅でした。
おわり。
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