西岡大貴 | Daiki Nishioka

◉作曲家 / ラジオパーソナリティ https://purecomedy.jp/

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  • 100円ラジオ

    月1回月末更新。 100円払うと聞ける、60分ノンストップトーク番組です。 内容は門外不出・口外禁止でお願いします。

最近の記事

100円ラジオ 第5回『深夜に内職、ときどき甘酒』

購入後に全編(59:51)を視聴することができます。

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    • 100円ラジオ 第4回『風が(割と)強く吹いている』

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      • イベントやります&チケット完売のお礼

        4月7日にイベントをやります!と、昨日お知らせしたばかりなのですが、先程そのチケットが売り切れました。 小さな会場とはいえ、こんなに早く売り切れるだなんて。皆さまほんとうにありがとうございます。 以前名古屋でバンド活動をしていた頃は、ライブを行うたびに友人知人に嫌われそうなくらい必死に連絡しまくり、やっと5人来てくれるかどうか、みたいな頃もあったわけで、それを思えば今回たくさんの顔も知らない人たちが2ヶ月も先の予定を抑え、お金と時間を使って来てくれるというのだから、とっても

        • 100円ラジオ 第3回 「(春はもうすぐ)」

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        100円ラジオ 第5回『深夜に内職、ときどき甘酒』

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        • 100円ラジオ
          5本

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          はなす

          イラストレーター・三好愛さんの個展「さみしくはないけれど」に行ってきました。 三好愛さんの絵は、どれも柔らかく可愛らしいものばかりだけど、彼らはいつも無表情で暗くて寒そうで音のしなさそうなところにいることが多くって、たとえば暑い夏の日に床のひんやりしたところを探し見つけ、その安心感と虚無感を抱きながら眠ってしまいたくなるような、そんな感じがいつもする。 今回展示された絵の中のひとつ「ほんとのところ」という作品を見て、なんだか格好つけたことを言うようで照れくさいけれど、これは

          自愛

          「辛いのはみんな一緒」「○○君だって頑張っているんだから」 幼いころからこうした類の言葉を投げかけられるたび「俺がいま感じているこのしんどさと他の誰かの辛さとは、全くもって無関係だ!」。そう思わずにはいられないような、集団行動に不向きで、今までほとんどノット体育会系な世界で育ち、大きくなってしまった32歳・男。 そのくせ何か辛いことがあれば、周りはみんな幸せそうで辛いのは俺だけ!なんてときどき思ってしまって、「そこは他と比較で考えるのかよ」とセルフツッコミを入れざるを得ない

          人生はつづく

          これを書いているのは大晦日、名古屋に帰る新幹線の中です。今年の春頃からラジオの仕事のために東京と名古屋を往復する生活が始まって、数えてみれば今年はなんと83回も新幹線に乗ったのだった。新幹線に揺られているあいだだけでも、片道約90分として、おおよそ125時間を移動の時間に使っている計算になるので、なんとも果てしない気持ちになるというか、殊更毎日を、一瞬一瞬を大切に生きなくては、という気持ちにならざるを得ないけれど、実際のところはそうもいかず、最近毎日とても眠い。 こんなにも

          100円ラジオ 第2回「年末の東京は空が青い」

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          100円ラジオ 第2回「年末の東京は空が青い」

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          100円ラジオ 第1回「ハナから鼻声」

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          100円ラジオ 第1回「ハナから鼻声」

          100円ラジオ 第1回「ハナから鼻声」

          それさえあれば

          こうして毎日文章を書いていますが、別にプロではない(プロってなに)のでこれをエッセイと呼ぶのはやはり少し気が引けるし、散文というのはあまりにそれっぽ過ぎる気がするし、やっぱりこれはどこまでいっても文章なのだった。誰かの毒や薬になっていれば御の字です。 誰に頼まれたわけでもないのにこうして毎日書くくらいには文章を書くことが好きで、自分の文章が上手いと思ったことは一度もないけれど、いつも自分が読んでいて気持ちの良いリズムで書こう、というのだけは気にかけていて、そしてその影響の多

          ため息が出ますね

          先日駐輪場に停めておいたら倒されて壊れてしまった自転車。倒した相手の方とお話しすることができて、修理代を弁償していただけることになりました。 ひとまずほっとしたのだけれど、こうなったらこうなったで「申し訳ない」という気持ちが芽生えて拭えないので、なんだかなー。 ついさっきまで泣き寝入りなんて馬鹿みたい、ぜったいに弁償してほしいと気を揉んでいたはずなのに、相手もわざとじゃないし、話してみればすごく良い人だったし…いつまでもこだわっている俺がどうかしていたのかも、という気持ちに

          ため息が出ますね

          月曜移動日記③

          ラジオ収録終わり。名古屋駅で帰りの新幹線に飛び乗り着席してからすぐに眠ってしまったようで、気付いたときには新横浜駅あたりだった。 時間にすれば1時間程度のことなんだけれど、名古屋から横浜までのあいだ(直線距離だとだいたい250kmらしい)を無防備に眠りながら移動していたって、なんかすごいよね。ダウンもマフラーもしたまま眠り、起きたときには汗ぐっしょりで子どもみたいで頼りない。 そういえばこの一週間くらい喉が痛かったり鼻をぐずつかせています。なんたってこの寒さ。皆さまご自愛くだ

          あのころ

          それはとても寒い日。外では雨が降っていて暖房で膨れ上がり今にも破裂しそうな四角い部屋で顔を火照らせながら黒板の文字を読むともなしに眺めていた。チョークがぶつかって小さく舞う粉がスローモーションに見える。 あのころ、何のために何をすべきか考えることも知らず、ただただ果てしなさだけを抱えていた。あのころ、祖母の家の近くに立ち並ぶ鉄塔をぜんぶ東京タワーだと思っていた。あのころ、母の運転する車の助手席から窓の外を眺めガードレールのあるところを走っているときは口をつぐみ、ガードレールが

          冷たいポテト

          小学生のころ、仲の良かったクラスメイトのあきくん。そのあきくんがある日突然クラスのみんなから仲間はずれにされたり無視されたりするようになった。それはほんとうに突然のことで、たぶん何か明確な理由や文脈のあるものではなかったと思うし、もしかするとこういったことは気まぐれでそれ故に残酷な子供同士の世界ではよく起こりうることなのかもしれない。実際、その数週間後にはまた何もなかったようにあきくんはクラスのみんなと話すようになっていた。 だけれど、その数週間はあきくんにとって地獄のよう

          愚痴② 優しさの濡れ衣

          愚痴シリーズです。読みたい人だけ読んでください。 西岡くんは優しいよね、と時々言われる。 もちろん大事な人に優しくありたいと常々思うけれど、人からそんな言葉を浴びるたびに「お前にとって俺が優しい方が都合がいいだけだろ」と思わずにはいられなかったり、ついこないだも出会ってからさほど間もない知人に「西岡さんは優しすぎるからいけないんだよ」と言われ、お前に俺の何がわかるのだ、と中指を5、6本立ててやりたかったところを、右の口角をきゅっと上げるに留めたばかりだ。 ついでに白状す

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          愚痴② 優しさの濡れ衣

          ご機嫌に生きたい

          昨日は生まれて初めて酉の市に行って参りました。 いつも髪を切ってくれている美容師の友人(彼女は来年独立してお店を出すらしい!)と共にお参りし、ああでもないこうでもないと言いながら熊手を探し回り、その中でもいっとう賑わっていたお店で枡型の小さいものを買いました。しっかり名入れもしてもらい、大きな声で三本締めまでしてもらって、なんだか普通にテンション上がるね。来年もう一回り立派な熊手が買えるように頑張らないといけません。品もなにもないけれど、がんがん仕事来ますように。 来年は本作

          ご機嫌に生きたい