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最速1分でわかる『GRIT~やり抜く力~』の読書感想文

最速1分で読める読書感想文の第二弾です!

『天才とは1%のひらめきと99%の努力』や『努力という才能』とか才能と努力にまつわる話って結構ありますよね、、、。

今回は結局、輝いてるのは才能ある人じゃん!と思ってしまう私自身が才能を言い訳にせず、継続ができるように戒めとして読みました。笑

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■いつだって天才は人気ものだった
足が速い、計算が早い、漢字や単語を短時間で大量に暗記する、、、。
どのクラスにも何かしらの才能を持ったクラスの人気者っていますよね。

自分には手が届かない存在。だって自分には才能がないから。
でも、あの子は才能があるからすごいんだっけ?
あの子の努力を見えないふりして、才能を言い訳に使っているんじゃないか。

ちなみに、あの子にできて自分にできないのは、自分には才能がなくて、あの子が才能あるからって思いたいんじゃない?
みたいなことをニーチェも言ってるそうです。ニーチェ痛いとこついてくんじゃん、、、。
また、世間一般に才能があると言われていた人々が成功しているとは限らないらしいです。
成功する人の共通点は『GRIT(やり抜く力)』がある人である、というお話です。

■全部、継続的に努力できたら困ってない
かといって、やりたいことを継続的にやるのって案外難しい。
時間とエネルギーが限られているなかで自分の目標を達成するには、『やるべきこと』を絞ると同時に『やらないこと』を決める必要があります。
これは必ずしもやりたいことをいくつか諦めろ!というわけではなく、達成したい目標って意外と同じ目的のものがあるんじゃない?という意味です。
極端な例ですけど、『高級食材を毎食たべたい』と『クルーズで世界一周したい』だったらどちらも『贅沢な生活がしたい』っていう目的が共通してあります。
(本にはもっと具体的な考え方やフレームワークが説明されています。)

こうして『最終的なひとつの目的』さえ決まってしまえばあとの目は手段なので、うまくいかなかったらその手段にこだわらずに別の手段を試していくことができます。

この『最終的ひとつの目的』を本では『コンパス』と呼んでいて、コンパスを持っている人ほどやり抜く力が強いそうです。

■がんばってるだけではがんばり続けられない
がんばっているのに全然、成果がでない。
でも、がんばること自体ではなく、自分のなかで何をもって『成果』とするか、そのためには何から始めてどうやって成果に近づくかを意識してがんばっているかがやり抜くには大切だそうです。自分の弱点を知り、目標をたてる。そして、その目標に向かって取り組んだ内容についてフィードバックをうける。フィードバックは自分が『わかっていること』と『わかっていないこと』を把握するために受けます。

■『やり抜く力』を強くする4つの要素
『やり抜く力』強い人は自分のコンパスに向かうためにどんな要素を持っているのでしょうか、、、?ここには大きく〈興味〉〈練習〉〈目的〉〈希望〉の4つの要素があるそうです。ちなみにこれらはものごとを途中でやめてしまうときの4つの理由と正反対なんだとか。

まず、〈興味〉は自分のやっていることを心から楽しんでいること。もちろん、すべてが楽しいわけではない、ということを認識していても全体を通すと、やっていることに喜びや意義を感じているそうです。これはわたし個人の感覚ですが、やっている内容を問わず本当に楽しそうに取り組む人には勝てないです。結果というよりも、その人がうらやましいと思ってしまう自分がいる時点でその人に敵わないんです。

〈練習〉は至極、当たり前のことですが『日々の努力を怠らないこと』です。
もちろん、ここには先ほどの『フィードバックを受ける』というところでもあったように自分の弱点を把握し、克服する、ということも大切です。

要素のひとつめに〈興味〉がありましたが、目的をもっていないものにずっと興味を持つことは難しく、そこに〈目的〉を意識し、自分と他のだれかのためになっていると思えることが必要になってきます。誰かが応援してくれるとがんばれる!みたいなことは、つまり応援してくれる人のためにも達成したい、という目的が生まれるかもしれないですね。

とはいえ、やはり取り組んでいる途中には困難がつきもの。
最初に一歩踏み出す時、大小問わず挫折にぶちあったとき。
そんなときにうちのめされたままではなく、立ち上がるためには〈希望〉は必須。
ちょっと詳細に触れると『失敗をどうやって解釈するか』という話です。ちなみ、逆に無力感をもたらすのは苦痛そのものではなく苦痛を”回避できないと思うこと”が実験で証明されているらしいです。だから、仕事でがんばっているつもりなのにノルマがしばらく達成できていないことは、避けられない目標を達成できないというrいう連鎖から無力感が生まれてしまうのかも、、、。

■誰でも天才になれる
最初に話がもどりますが、天才とは少なくとも本書では『努力もせずに偉業を成し遂げること』ではないです。
天才とは本書での定義とするならば、『自分の全存在をかけて、たゆまぬ努力によって卓越性を究めること』です。だから、覚悟さえあれば誰でも天才になれる。
やり抜けなかったことを才能のせいにする言い訳はこれでもう、できなくなりましたね。笑

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今回は以上となっております!
こちらは本では、基本的には仮設⇒検証(ヒアリング、実験)⇒実証のながれでやり抜く力の要素を説明してくれています。
検証のくだりダルいな、って方は結論だけ拾って読んでみるのも良いかも。

また、やり抜く力の具体的な数値や子どもにGRIT(やり抜く力)をつけさせる教育とは、という内容も記載があるので気になった方は本のほうも是非。



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