【作例あり】XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR 望遠レンズの使い方
私が富士フイルムXシリーズの愛用者になってからキットレンズの次に購入したレンズで、一番たくさんの写真を撮ってきているレンズがこの望遠ズームレンズです。
購入前に自分のフィールドに持ち出して試すことができる
富士フイルムイメージングプラザでは、ボディ、レンズのほとんどが無料でレンタルできます。
店頭やショールームでの試し撮りと違って、普段自分が撮影する場面で使えるのかどうかを試せるのは、とても大きなメリットだと思います。
私はだいたいのレンズは買う前にレンタルして、伊丹空港で実際に撮影してから買うかどうかを決めています。このレンズは20万円近くするので、失敗したら(使いこなせなかったら)嫌だなと思いましたが、海外での撮影にも持って行くほど重宝しています。
ではなぜ、前回記事のお気に入りレンズにラインナップされなかったのか?
飛行機撮影という性質上、通常は被写体に近づいて撮るのが難しい場合が多いです。広角レンズをしようすると、飛行機が遠くて小さく写ってしまいます。
メインの飛行機を大きく写したいと思ったら、遠くのものを引き寄せて撮ることができる望遠ズームレンズは必携です。
私が普段撮影している伊丹空港は、飛行機を間近で見ることができるため広角レンズでの撮影が楽しい場所です。なので、もともと単焦点レンズを好んで使ってきたこともあり、重い望遠ズームレンズがお気に入りから外れてしまいました。
しかし、地元では使用頻度は低くても、遠征先での撮影には非常に重宝しているレンズです。
レンズ特性を生かした作例紹介
圧縮効果
見出し画像は100mmで撮影したものですが、上の写真は画面左下の黄色い飛行機に寄って400mmで撮影しました。遠くのビルの夜景がすぐそこに迫ってきているような迫力があります。
こちらは台北松山空港近くの山の上から、撮影しました。台北の街並みがギュッと圧縮されて、空撮のような面白さがあると思います。
タンソンニャット国際空港へ着陸する飛行機を撮影しました。背景の街並みが密集しているかのように見えます。空が霞んでいるのは、大気汚染の影響もあります。
夕日とF15戦闘機が重なったシーンが撮れるように、速いシャッター速度で撮影しました。
このように、望遠レンズは遠くのものを手前に大きく引き寄せて写すことができるという特性があります。
ぼけ表現
これらの作品は、手前に花、奥に飛行機を配置した構図で撮影しています。F値が大きくても、きれいに前ぼけが表現された作品に仕上がっています。
飛行機がメインの被写体ですが、花や植物を入れることで、季節感やその土地らしさが感じられる作品になります。
その他、望遠レンズの活用シーン
プロ野球観戦
座席にも左右されますが、人は小さいので好きな選手を大きく写そうと思うと超望遠レンズが必要になります。
競馬場
馬や騎手も小さいので、大きく写したい場合は望遠レンズを使用したほうがいいでしょう。
まとめ
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRは、1.5kgほどでフジノンレンズの中でも重いほうですが、撮影で1日使っていても首や肩、腕への負担はそれほど感じられません。(個人差はあると思います)記事の作例は全て手持ち撮影です。
手ぶれ補正も素晴らしく、写りもきれいでとても満足しています。このレンズがなかったら個展ができなかったと思うぐらい、たくさんの作品を撮っています。
個展の作品は以下の動画で紹介しています。
この記事が、みなさんのレンズ選びの参考になれば幸いです。