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2020年6月の記事一覧

“東京”“午前一時”“淋しさ”を味わう連作短編『おやすみ、東京』

“東京”“午前一時”“淋しさ”を味わう連作短編『おやすみ、東京』

東京の午前一時を舞台に、淋しさや夢を抱えた人たちを描く連作短編小説『おやすみ、東京』(吉田篤弘)。

あらすじとタイトル、そしてカウンターで酒を飲み交わす人たち(?)のイラストの表紙に惹かれて手に取った。

登場する人たちは、深夜の東京で頼りになるタクシードライバー、年に一度“びわ泥棒”に扮する美人、夜だけ店を開ける古道具屋、どんな事件も鮮やかに解決する名探偵など――。

読み出してみると、そこは

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きゅ~~~と高鳴る、胃袋!悶絶グルメエッセイ『すき焼きを浅草で』

きゅ~~~と高鳴る、胃袋!悶絶グルメエッセイ『すき焼きを浅草で』

“すき焼きを浅草で”。なんて心躍る響きなんだろう!

平松洋子さんのグルメエッセイ『すき焼きを浅草で』を読んだ。平松さんの本は初めてで、タイトル買いした1冊である。

私は明日は、週末は、来週は何を食べようと、わくわくしながらレシピ本をめくるのが好きなのだけど、この本から受ける食のインスピレーションは、かなりのもの。ちゃんとしたレシピがついているわけではないのだけど、すでに作ってみたい料理がいくつ

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