私の「作り置き」はワンオペ厨房の仕込みがベース
真空シール器(真空パック/真空シーラー)を愛してやまない料理家の小平文(AYA)です。真空シール器を使って冷凍作り置きを作り、週3料理、週4温めごはんを実践しています。
今日のお題は『作り置きの考え方』についてです。
作り置きのオンライン教室を主宰し多くの生徒さんから日々たくさんの悩みにアドバイスをしていますが、最近気づいたことがあります。
作り置きの定義って何だろう?
一般的な「作り置き」とは家庭のごはんの延長。
おかずを多めに作って冷蔵、または冷凍することですね。
私のお伝えしている作り置きと何が違うのか?それをわかりやすく言葉にすることが今までできなかったのですが、ふとそもそも初めの概念が違うことに気づきました。これが作り置きを飽きずに続けるポイントでもあると思います。
私が考える作り置きはワンオペの厨房の仕込み
私が考える作り置きは、一般家庭のおかずを冷蔵、冷凍するという考え方とは根本的違うなーと気づいたんです。
私の場合、ワンオペの厨房で、いかに待たせせずおいしい料理を提供できるか?というところがベースになっています。だからできる限りの下処理をして、あとはそれをどう組み立てるかでご飯を作るという思考回路。
学生時代から料理雑誌は主婦雑誌は一切読まず、専門誌を愛読していたこともあり、店の料理の仕込み目線が当たり前になっていました。
また、一時期和菓子の職人をしていたので、仕事としての仕込みも実感していたからかもしれません。
「作り置き」はそれで完成ではなく派生させるもの
作り置きが続かない人は、その料理が飽きてしまったり、作る時間がなかったり、いろんな理由でやめてしまうのだと思います。
冷凍食品を買う代わりに作り置きを作るという考えならそれもありかと思うのですが、ルーティンは飽きてしまうものです。
私の作り置きが飽きない理由は、たぶん派生料理をすることが前提だからだと思います。
ベースを冷凍しておいて、最後の仕上げは食べる直前にする。
これでアレンジは無限大に広がり、飽きることはありません。
作り置きを作るときも、今日食べる料理の下処理したところまでを冷凍しておくとか、これはたっぷり作っておけば、あれとこれにアレンジできるなーとある程度想定があった状態で冷凍しておきます。
そうすることで、忘れたころに新鮮な気持ちでアレンジして食べることができるし、わざわざ作り置きを頑張らなくても作った時に多めに作って冷凍するだけなの気持ち的にもとても楽です。
そんな作り置きをしっかり学べるレッスンを開講し、生徒さんが目を輝かせているのも見るととってもわくわくしてくるんですよね。
今月のレシピ動画撮影をしながらこちらの記事をふと書いてみました。
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