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24時間営業を辞めたコンビニ〜8月の経営数値の動向〜

 皆さんこんばんわ、あやすけです。

 
 ・・・最近、毎晩飲む酒の量が増えました・・・危険信号ですね。

 
 たかが40年とちょっとしか歩んではいませんが、私の人生の経験上、飲む酒の量が増えた時は、その後に良くないことが必ず起きます。いつもより多くの量を飲んでいる最中の期間は、何故か良いことが多いんですけどね。

 その原因は、何時いかなる時も、自分自身です。どんな状況下にあっても、淘汰の波が押し寄せている現状においては、誰かを頼りにすることは許されません。何故なら、みんな同じ状況の筈だからです。

 ・・・まぁしっかし本当に、私という生き物の、この「人間」という奴はは、弱い生き物ですねぇ。あぁ本当に、飼っている犬のように強くなりてぇなぁ(笑)

 
 それでは、8月の当店の経営数値の動向です。



1.経営数値

◯日販
・前年比106.3% ・コロナ禍初年度比97.8% ・24H営業時比82.4%
◯客数
・前年比99.5% ・コロナ禍初年度比89.4% ・24H営業時比73.2%
◯客単
・前年比106.8% ・コロナ禍初年度比109.5% ・24H営業時比112.6%
◯買上点数
・前年比101.5% ・コロナ禍初年度比101.8% ・24H営業時比103.0%
◯人件費 売上比7.0%
・前年比102.0% ・コロナ禍初年度比105.6% ・24H営業時比85.8%
◯廃棄額 売上比4.2%(売価)
・前年同月4.9%
◯利益 56万円
・前年比122.4% ・コロナ禍初年度比78.4% ・24H営業時比78.2%

※当店における時短営業開始時はコロナ禍初年度です


2.項目別の分析

◯日販
・前年比106.3%(102.8%)
・コロナ禍初年度比97.8%(106.2%)
・24H営業時比82.4%(88.8%)
◯客数
・前年比99.5%(97.2%)
・コロナ禍初年度比89.4%(96.2%)
・24H営業時比73.2%(76.5%)
◯客単
・前年比106.8%(105.6%)
・コロナ禍初年度比109.5%(110.3%)
・24H営業時比112.6%(116.0%)

※( )内は前月の数値

 今月も引き続き、「日販」は前年と比較して上ブレです。その原因は「客単価の増」であり、対して「客数」は依然として下ブレしている状況も同じく継続中です。7月の経営数値をもって客数の減を今後も続くトレンドと確定した当店の経営陣ですが、8月もそのトレンドが継続中であることを確認しました。

 「日販」については、昨年より上ブレしている一方で、コロナ禍初年度である一昨年と比較すると下ブレですね。一昨年と比較して客単価は増加していますが、客数の減少幅がそれを上回っています。

 その「客数」については、8月は「前年の水準」までは戻りましたが、一方で大幅に数字が下がった「コロナ禍初年度の水準」には未だ戻っていません。今後の客数の回復度合いは、昨年並の水準で頭打ちとなる可能性大です。

 以上の事から、前月の記事でも書きましたが、今後も引き続き、客数減という下向きの数字を客単価増という上向きの数字で相殺&上乗せしつつ、その上乗せ出来た数字が経費の増加幅と同等もしくはそれ以上と出来るか、を重要なポイントとして取り組んでいきます。

 

◯買上点数
・前年比101.5%(103.8%)
・コロナ禍初年度比101.8%(106.0%)
・24H営業時比103.0%(106.7%)

※( )内は前月の数値

 「客数依存から客単依存へ」という当店のこれまでの方針は8月も継続中です。買上点数については、客単価と同様に数字が上ブレしている状況がずっと継続してはいるのですが、その伸び率は一進一退という状況です。6月の伸び幅は小さくなり、逆に7月に入って大きくなったかと思えば、8月は再び伸び幅を縮めました。

 国内の物価は引き続きインフレが進行中であり、生鮮食品を除く「食料品」の消費者物価指数は7月には前年比3.7%(6月は3.2%)に上昇、8月は4%台になる可能性が高いという分析記事も見かけました。

 当店8月の経営数値と比較すると、「日販」は前年比106.3%、「客単価」は106.8%であることから、物価の上昇分を上回る客単価&日販の伸びとなってはいますが、さらなるインフレの進行がいつ消費に影を落とし始めてもおかしくない状況であるとも言えますので、買上点数の数値の伸び幅が小さくなった事は少し心配です。

 さらに加えて、当店は8月から親父オーナーが経営方針を一部変更し、廃棄額を今後徐々に減らしていく方向に舵を切りましたので、これによる客単価&買上点数の数値が下向きになる圧力は今後ますます増加することが予想されます。

 ・・・本当に気を抜けない状況が、今後も続きますね(笑)

 本部による販促への全乗り、客単価増の視点に立った各種売り込みについて今後も引き続き取り組みつつ、客単価とあわせて「買上点数の数字」にも注視していきたいと思います。


◯人件費 売上比7.0%(6.6%)
・前年比102.0%(100.4%)
・コロナ禍初年度比105.6%(110.5%)
・24H営業時比85.8%(105.3%)

※( )内は前月の数値

 「売上比7%以内」という現在の当店の方針を達成しました。よって「良し」です。

 一方で、最低賃金の上昇による人件費の上昇圧力が来月の経営数値から反映されることから、方針である「売上比7%以内」を維持するために何かしないと行けませんね。

 ・・・さて、困りました(笑)

 ちなみに、前月の記事と同様に、売上比7%という数字は他店と比較して「平均的な」数字だとの認識ではありますが、経費全般について「平均だから良い経営状態」とは素直に言えない側面が増えている、という見立てに変更はありません。というか、その見立ての度合が来月はさらに深まるでしょう。


◯廃棄額 売上比4.2%(売価)
・前年同月4.9%

 8月から経営方針を一部変更し、廃棄額を「売上比4%以内」を目標に徐々に減らしていく事とした当店ですが、8月は目標に届きませんでした。目標未達の要因は、「スイーツ」と「フライヤー」の廃棄額です。

 「スイーツ」については前月より廃棄額は減りましたが、予算の数値は超えてしまいましたので、減らし方を再考する必要があるようです。「フライヤー」については前月と比較して全く数値が動きませんでしたので、根本的に回し方を変更する必要がありますね。どちらの分類についても、「売上を維持しつつ廃棄額を減らす」が「理想」とする目標です。

 ・・・自分で書いといてなんだけど・・・「理想」ねぇ(笑)


◯利益 56万円
・前年比122.4%(91.1%)
・コロナ禍初年度比78.4%(104.1%)
・24H営業時比78.2%(66.5%)

※( )内は前月の数値

 「56万円」です。それ以上の意味も、それ以下の意味もありません。

 経営者が満足できる、あるいは我慢できる、その相反するせめぎ合いの金額が、「あなたにとっての」適正と言える利益の額です。

 この金額が良いか悪いかは、皆さんで好きに決めて下さい。私も自分の好きなようにその善悪を決めます。

 ちなみに、前月の記事と同様、「利益の数字を上げるのはいつでも出来る」という認識に変更はありません。



 それでは今日はこの辺で。

 このクソッタレな世界で戦う皆様と明日もともに。

 

 



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