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相手の望む私と、自分の望む私の中間地点に居たら良い

おじさんたちがダウンを着ながら震えて寒いと話す自部署は、雨でも風でもコ○ナから健康を守るために換気する。「特定少数の健康を害して多くの人の安心が守られるんだよ」と声高々に謳う部長二人は、自分の意見を押し付ける優越感に浸り、数秒でアイスになるホット珈琲が異常ということを放置する。

去年はみんな「寒いからなんとかして」と言っていたが、今年は口を閉ざす。何か言えば逆鱗されるからもう諦めたのだろう。
私は黙ってカフェテリアで仕事をする。
振り向くと、カフェテリアは仕事をする人で一杯だった。声をあげられない人々が避難してきたのだ。
……………
そうなると、部長は面白くない。
寒いことを我慢出来ないのはコミュニケーションに問題があると人格非難をしてまで連行に来る。
人の人格非難が出来る人格にこそ問題があるのにね。

私はスルーした。
……………
心の中は既にどうでも良かった。
日頃から言葉が通じない部長相手に疲弊しきっていたのだ。更に、この人はなぜ私にこんなにも執着するのか、恐怖で思考回路が停止していた。

だから、またカフェテリアに行った。
……………
すると、ある女性がカイロを持って
「分かる。でもここにいるのは1日中じゃなく一時間おきにしたら良い。」
とアドバイスをくれた。

その時やっと回路が動いた。そう、権力のために生きている人もいて、そうゆう人とは関わってはいけない。やむを得ず関わっても敵に回してはいけないのだった。それは、自分自身の心の健康のため。

いずれかの意見に偏りせず、中間のところで落ち着いて味方にしなくとも敵にしなければ充分。むしろ中間地点で保っていないと、彼らは私が「寒いから逃げた」ではなく「嫌いだから逃げた」と思い込む。そうなると、「嫌いなんて面白くない」とこの先、私の悪いとこ探しをして私が悪い人として非難されてしまう。
見つけた中間地点が私がコミュニティに居続ける妥協点なのだ。

火中の栗になりかけていたところを拾ってくれた。
………………
正しい者が通るわけではないし、健康を害されることもある。
理不尽な言いがかりや、個のマイルールに責められて安全な判断を失うこともある。

そんな場面において紙一重で助かるか否かは、人の優しさのお陰なのだろう。

王様にすらなれない裸の狸はアンドロイドになった人々を前にご満悦だった。
そんな彼らを見るたびに、戦う必要のない相手から救ってくれた人にじんわりと感謝が湧き上がる。
………………
クリスマスのイルミネーションを見ながら、小さなプレゼントを選んでいるとありがとうを言える人がいるのって有り難いって思う。

栗にしないでくれてありがとう。
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皆様✨今日もご閲覧いただきありがとうございます。

クリスマスが近くなるとありがとうをいつもよりも沢山感じます。
そして、ありがとうって言える有り難さを感じます。

今、小説「ネゴシエーター(交渉人)」を書いています。小説を読んでくれる人がいるのかなぁとドキドキしながらの投稿でした。ご閲覧してくださった皆様、ありがとうございます。
また、これからでもご興味を持っていただけると幸いです。

今日もまた皆様のところにお伺いさせて下さい。

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