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話し合えるなんて奇跡だから、逃げずに聞きたい

(2022.8.4編集)
気まずさやギスギスした雰囲気は分かるけど、その原因は相互に異なる。どっかで噛み合っていない。しかし、「察して」、「分かるでしょ」、「常識だし」。価値観の異なる二人の「常識」は異なる以上、関係性が改善しない。
そして合わない関係が小さな憤りとなる。心の中は「もしなんか言われたらこう言ってやるんだ」との気持ちで溢れるがそれを話す機会はない。
だから、ムカつくから睨んでやる。挨拶はしないとの行動が起こる。
非常に大人気ない大人の世界だ。
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こうして話せば良いだけのことが、「なんか腹立つけど何をどう話せばよいか分からない」となる。そして、思い込みや決めつけで相手の考えを判断し、話をせずに嫌な奴で終わる。
相手はそんなこと思ってないことがほとんどなのに。
………………………
時たまふっと思い出す。

高校入学から3ヶ月、私はEちゃんと行動を共にしていた。しかし、拘束が窮屈で少し離れたくなった。
そうすると「りりい、最近冷たいよね、どうして?」とEちゃんが追いかけてきた。
私は「そんなことないよ」とEちゃんをないがしろにして逃げた。

彼女からは、毎日メールがくるし、トイレに行くときも一緒で「重いよう」と思っていたが、「それくらいわかるよね?」そんな気持ちで伝える発想すらなかったのだ。
ただ「もっとみんなで仲良くしたいんだぁ」と言えば良かっただけなのに。

彼女は勇気を出して話しかけてくれた。だから、私はこの時きちんと伝えなければならなかったのだ。

それは彼女のためだけではなく、伝えることができる人間に自分が成長していくために。
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毎日毎日、いろんなことがある。「理不尽な業務を押し付け、やらないからと睨まれたらもっとやらないよ」と思いその後、話しかけてくれた上司を無視してしまった。上司なりの優しさを蔑ろにしたのだ。
こんな感じで私は人間関係を構築出来ないこともある。
それは、あの時の自分のままだから。
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しかし、無視はやってはいけない。業務なんて後からどうにだってなるけど、人の気持ちが自分に向いているのはその瞬間だけだから、何より大事にしなければならない。

愚痴とか不平不満ではなく、「自分と向き合ってみよう」、そう思ってきてくれる人がいた時には、何よりも優先して話さなければならなかったのだ。
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これからの私は何とか受け入れ合っていきたい。
Eちゃんにはできなかったけど、今、私を取り囲んでいる人たちとは向き合いたい。
全部受け入れあえなくてもどっかの妥協点で少しの重なり合いのところにいたい。

会社には、面談がある。話し合うことのできる奇跡的なチャンスだから、本音で話したい。そして伝えたい。
「優しさに気付いてます、ありがとう。
話そうとしてくれたのにスルーしてごめんなさい」と。

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