ayaposse

編集と執筆。どこにも属さないとはその日暮らしの水商売(尊敬)だと思っています。

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最近の記事

週間日記2022.03.13-03.20/春のトップス難民

先週末、本当に久しぶりに買い物に出かけた。伊勢丹もルミネもコロナ禍になって久しぶりに入った。ウィンドウショッピングというより買う気満々の戦闘モード。 コロナになって以来出かける機会が激減して予定がないからおしゃれしたい気持ちもどこかへ行ってしまい、冬はニット1枚しか買わなかった。それでギリギリなんとかなってしまうくらい引きこもりの日々を送っていた。けれど最近、このままではいかん!!と焦りのような気持ちが芽生えて来て、マメに美容院へ行くようになった。もっと外に出なくちゃ。好き

    • ワクチン接種のこと

      久しぶりのnote。コロナワクチン2回目の接種が終わったので、2回目接種の経過とワクチンを打った理由について書こうと思う。 9月22日のお昼頃モデルナ2回目を接種。接種後15分様子を見て問題なかったので退室。午後に急遽入ったオンラインの打ち合わせのためにそそくさと帰宅する。体調に特に変化なし。打ち合わせ後メールの返信をして今日の仕事は閉店。腕が少し痛くなってくる。8時頃から遅めの夕食の支度をする。お味噌汁とサラダを作って、メインに取り掛かろうとしたら急に食欲がなくなったので

      • 振り袖を着られなかった成人式

        成人式は毎年胸が痛い。 成人式には出席しなかった。二十歳のわたしは本当は振り袖を着たかった。晴れ姿の記念写真も残しておきたかった。でもどちらも叶わず、あれから10年以上経っても胸がズキズキする。 成人式を半年後に控えた夏休み。わたしもほかの友だちと同じように成人式には振り袖を着せて貰えると思ってワクワクしていた。 お盆に実家に帰ったタイミングで「そろそろ成人式の振袖の予約をしなきゃじゃない?」となにげなく両親にお願いしたらあっさりと却下された。 え? 「振袖なんて高いし

        • 1000年後に読まれる日記/日曜日のタイ料理

          日曜日の夜21時すぎ。今夜は村上RADIOの再放送を聴きながらこの日記を書いている。静かで少しだけひんやりした夜。ラジオから流れてくるジャズを聴いていると自分の部屋がいつも行くお気に入りの喫茶店になったような気持ちになる。ジャズのゆったりしたリズムは時間の流れまでゆっくり引き伸ばしてくれているよう。ラジオのおともは紅茶とブラウニー。ベルガモットティーはすっかり冷めて、チェリーが入ったブラウニーはわたしが2日ほど放っておいたせいで少しボソッとしてしまったけれど美味しい。今日は1

        週間日記2022.03.13-03.20/春のトップス難民

          1000年後に読まれるコロナうつうつ日記

          10月になってから雨の日が多いように思う。週の始まりの月曜日。今日も冷たい雨が降っている。昨日は低気圧の頭痛に悩まされたけど、今日は平気。雨の日に家にいるのは好きだけど、どんより曇り空は気分も鬱々とする。 4月ごろにステイ・ホーム日記を書いていたのが遠い昔のように感じる。緊急事態宣言下のあのときから、あたらしい生活とか言われていたけれど今となっては、あたらしい生活ってどこに行ったのかな??って思う。わたし自身の周りについていえば、以前のような生活に戻っている部分とそうでない

          1000年後に読まれるコロナうつうつ日記

          ただの日々の記録

          台風10号が通り過ぎようとしているその影響で今日の東京は風が強く、雲が流されるようにして天気がコロコロ変わる。少し晴れ間が見えたかと思えば、短く激しい雨が降り、また遠くの雲の隙間に青空が見えたりした。 気まぐれな天気を憂いて今日は1日家で作業していた。週の始まりの月曜日。この天気のせいか、住宅街を行き交う人もまばらで静まりかえっている。聞こえるのは風が吹き荒び、木々を揺らす音と鈴のような虫の鳴き声。窓から入ってくる風は生ぬるいけれど、虫の声は確実にそこに秋が訪れていることを

          ただの日々の記録

          千年後に読まれる日記

          少し間が空いた日記。日記を書き残すことで、2020年の6月、コロナとともに人間が生きることになった時代に、ひとりの女性がこうして日々を生きていたんだよって証をここに置いておこう。自分のための文章をなかなか書けずにいたけれど、もっと瞬発力でわーっと書き殴らなきゃいけない、な。 今夜、雷と雨の音をBGMに「海響」の発売前のインスタライブを聴き終えて、『すばる』5月号のエレン・フライス+小林エリカさんの対談「人間は細部に宿る」を読んだ。14ページの対談には胸が踊るような瞬間やイン

          千年後に読まれる日記

          さよならステイ・ホーム日記

          久しぶりの日記。今週からリモートではなく、スタイリングの立会いや撮影が始まって慌ただしい日々が戻ってきている。仕事に没頭しているときは、自分が抱えてるあれやこれがどこかへ飛んで行って、いい意味で気持ちの切替作用が起こる。先週の土曜日の悲しいニュースは、毎週番組を見ていたわたしにとってはつらすぎる出来事だった。突然目に飛び込んできた訃報にまったく頭が追いつかなくて、何も手につかなくなり、その夜はほとんど眠れずに過ごした。ただのいち視聴者に過ぎない自分がどうしてこんなに落ち込んで

          さよならステイ・ホーム日記

          【ステイ・ホーム日記7】4月26日

          コロナ禍の中で。今・ここで、わたしがどんな風に生活して、どんなことを感じていたかを書き記す日々。4月最後の日曜日。今日も気持ちいい天候で穏やかな日曜日の空気が辺りに満ちている。風が少し強く、ビュウビュウ吹き荒れて、木々はゆさゆさ激しく揺れている。明日から天気が崩れる前触れなのだろうか。明日明後日と雨予報なので、前倒してスーパーへ行くことにする。昨夜は22:30にベッドに入って、わりとぐっすりと寝たはずなのに朝、目覚ましのアラームは聞こえなくて8時ころ気がついた。お腹のあたりに

          【ステイ・ホーム日記7】4月26日

          【ステイ・ホーム日記6】4月24日

          今日も今日とてひとり。昨日と同じような1日を過ごしている。同じ映像を繰り返し見ているような代わり映えのしない1日。春の穏やかな日々の中にいると、タイムラインに流れてくるコロナのニュースとは分断され、正反対の世界にいるようで、今こうしている間にも最前線で命がけで働いてくれている医療関係者のひとや、生活を支えるために頑張ってくれているひとたちがいること。そういう大勢のひとたちが同じ空の下にいることがうっかり感じられなくなるほど静かな時間が流れている。でもこの暮らしが自分と誰かの命

          【ステイ・ホーム日記6】4月24日

          【ステイ・ホーム日記】4月23日

          少し間が空いたステイ・ホーム日記。日記は空いてしまったけれど、相変わらず家にこもる日々。朝起きたら窓を開けて空気を入れ換えて、カレンダーをめくって、花の水を交換する。この生活になってから部屋に花を絶やさなくなった。自分以外のお世話をするのは楽しい。花瓶の水を捨てて、水道水でゆすいで、浄水器をくぐらせた水を入れて花を生け直す。茎の先っぽがふやふやになっていたらハサミで切って、水を吸いやすくしたり、枯れてしまった花を指でつまんだりする。毎日眺めているとつぼみだった花がだんだん膨ら

          【ステイ・ホーム日記】4月23日

          【ステイ・ホーム日記4】4月12日

          雨が降る音を聞きながら今日の日記。日づけが変わった24時。ここ数日この時間帯になると坂本美雨さんがLIVE配信を開始する通知が届く。いつも決まって深夜この時間。今日はその通知をタップして、BGM代わりに聴きながらわたしはずっとPCとにらめっこして検索をかけていた。シトシト雨が降る音、美雨さんがささやくようにポツリポツリと話しかけてくれる声、やさしく奏でるオルガンみたいな音色、この時間にふさわしい静かで心が落ち着くインスタLIVEで、不安な日々の中で疲れたり、塞ぎ込がちな心をや

          【ステイ・ホーム日記4】4月12日

          【ステイ・ホーム日記3】4月9日

          ここしばらくの間、朝目が覚めてもなかなかベッドから起き上がれない。twitterを眺めて、ベッドの中でゴソゴソ、ゴロゴロしてから”あぁ、もう起きなきゃ(このままこうしてたら後から後悔が襲ってくる…)”意を決してベッドから抜け出す。ぼんやりした頭で伏せていたデジタル時計を元に戻して(わたしは夜寝る時は時計を隠して寝る)、窓を開けて換気し、日めくりカレンダーをビリビリと破き、花瓶の水を換え、白湯を沸かすのが朝のルーティーン。朝は少し肌寒いけれど、そのまま日中は窓を開けて過ごしてい

          【ステイ・ホーム日記3】4月9日

          【ステイ・ホーム日記2】

          今夜は新たまを丸ごと柔らかく煮るつもりで、鍋に新たまとコンソメを入れて1時間水に浸している。その間に日記。勝手にロックダウン生活に入って2回目の週末。朝どうしても起きれない日が続いていて今日も目覚ましに全く気づかず、ベッドから出たのは10時を過ぎていたと思う。湯船に浸かって、着替えて軽くメイクをして、近所にブランチと買い物へ。久しぶりに外を歩いた気分。家にこもる生活をしていると1日100歩歩いたかどうか。さすがに運動不足で、外の空気を吸いたくなる。 下北沢も普段の週末に

          【ステイ・ホーム日記2】

          【ステイ・ホーム日記1】

          先週末から気分的にはひとりロックダウン生活をしている。今週は予定していた取材や会食があったり、通院したりで時々外出もしてそのついでにスーパーへ寄ったり、まとめて用事を片付ける日々を送っていた。 家にいるのは得意だし、この静かな日々もそれはそれで心地よく(天気のいい日はツラいけど)今週はとくに締め切りを抱えていたからあっというまだった。 ニュースもSNSもタイムラインはコロナの情報で溢れていて、今世界で起こっている未曾有の混乱を思うとやっぱりこわいし、どうしたらいいのだろう

          【ステイ・ホーム日記1】

          #日々のこと/誕生日の朝

          34歳になった。誕生日の朝、東京は雪予報でひどく冷え込んでいた。熱い湯を張ったバスタブからモワモワと立ち上る湯気で霞がかって幻想的な浴室。わたしはからだを丸めて湯船に浮かんでいて、外の寒さのせいでお湯はいつもより早く冷めていった。朝の浴室は曇り空でも窓から自然光が入って明るいし、あたりは静かで朝の入浴はすがすがしい気分になれるから好き。ラッコみたいな体勢で真上の天井を向くと耳の穴の中までお湯に浸って、心臓の音が強調して聞こえてくる。34年前の今日、大雪の中生まれてきたわたしに

          #日々のこと/誕生日の朝