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ワクチン接種のこと

久しぶりのnote。コロナワクチン2回目の接種が終わったので、2回目接種の経過とワクチンを打った理由について書こうと思う。

9月22日のお昼頃モデルナ2回目を接種。接種後15分様子を見て問題なかったので退室。午後に急遽入ったオンラインの打ち合わせのためにそそくさと帰宅する。体調に特に変化なし。打ち合わせ後メールの返信をして今日の仕事は閉店。腕が少し痛くなってくる。8時頃から遅めの夕食の支度をする。お味噌汁とサラダを作って、メインに取り掛かろうとしたら急に食欲がなくなったので、あれ?と思う。そろそろ熱が出る前触れかもしれない。メインを作るのはやめて、サラダとお味噌汁だけの簡単な夕食を済ませて22時すぎに早めにベッドに入った。2時間後くらいに目が覚めると38度を超えていた。風邪を引いた時のように体の節々が痛い。冷やしておいたアイスノンを用意して、水と冷やしておいたポカリで水分補給をして寝る。その2時間後くらいに目が覚める(深夜2時頃)。39度を超えていたので解熱剤を服用。体が熱いので水分補給。冷蔵庫まで取りに行く足取りもふらつく。そんな調子で2時間おきくらいに起きて水分補給→寝るを繰り返した。

9月23日。祝日。1回目のワクチンを予約した時に2回目の接種日が自動的に決まる仕組みだったので、接種翌日が祝日だったのは偶然だけどおやすみで本当によかったと思った。解熱剤を飲んでも熱は38.5度あったので普通に風邪を引いて寝込んでいるのと変わらないしんどさ(体もずっと痛い)。解熱剤が切れると熱が上がるので6時間間隔で解熱剤を飲んでいた。朝はおかゆを1/2袋、お昼はフルーツゼリーを食べた。体が熱いからゼリーがひんやりしていて美味しい。食事と水分補給の時に起き上がるくらいでそれ以外はずっと寝ていた。こんなに寝てばかりなのは去年の春頃に咽頭炎になって以来。ひたすら寝て1日があっという間に終わった。

9月24日(金)朝起きて熱を測ると37.8度。解熱剤なしでようやくここまで熱が下がってうれしい。体は痛むけれど、少しだけ元気になった気がする。世間は平日だけど、仕事をするほどの元気はないので今日の仕事は休み。今日が終われば土日なのでこのスケジュールで本当に助かった。昨日より食欲も出てきて朝はおかゆを1袋完食した。起きていられる時間も少し長くなった。幸いなことに仕事の連絡もそこまで来ない。熱はずっと37度後半だったけれど、昨日に比べればだいぶ楽だった。ただ寝すぎて眠れないフェーズに入った。夜、頭痛がひどくなって痛み止めを服用。これも副反応か(解熱剤には痛み止め効果もあるので発熱時も頭痛はあったと思う)。夜はなかなか寝つけなかった。

9月25日(土)体温を測るとようやく36度台まで下がった! 明らかに体調がよくなった。元気でうれしい。腕の痛みはまだあるけれど、22〜24日は発熱でしんどすぎて腕の痛みはほとんど気にならなかった。腕の痛みに意識が行くのはだいぶ元気になった証拠。患部は赤く腫れていて痒みがあった。病み上がりのような調子なので今日は1日家でのんびり過ごす。体調がいいとこんなに過ごしやすいんだなと実感して、健康のありがたみが沁みた。

その後、腕の痛みも2〜3日で完全になくなって、腕の赤みも消えた。今のところの経過は良好。今月末をもって緊急事態宣言が解除されるニュースも流れてきた。タイミング的にはちょうどよかったのかも。

ワクチンを打つことにした理由/最初にわたしが思うのは、打つ・打たないは各々の自由意思が尊重されるべきだと思うので、どちらを選んでもあなたの選択を尊重します。わたし自身ワクチンを打つことについては最初迷いがありました。できたばかりのワクチンで、体への影響・長期的な予後がわからないことがいちばんの心配事項だった。ただ今回はコロナ禍の只中で、わからないリスクを踏まえた上で早急な判断が必要になる極めて稀なケース。わたしが住む世田谷区からワクチンの案内が届いたのは7月下旬のオリンピックが始まろうとしていた頃だった。案内が届いたとはいえ、予約枠はすでにいっぱいで、決断を先延ばしにする時間の猶予が与えられる形になった。オリンピック開催と同時に爆発的に感染者数が増えて東京の医療体制は逼迫し、「一人暮らしの人は自宅を病床のような形で使用してください」と都知事が発言する事態にまで発展した(この発言は次の選挙まで忘れてはいけない)。これまで自分の身近な人が感染した例はなかったけれど、1日の感染者数が5000人を超えたあたりから身近な人が感染するようになって、いよいよ差し迫った恐怖を感じるようになった。コロナに感染した場合、自宅で一人で療養すること自体がそもそもおかしいけれどこの状況下ではそれは免れられない。容態が急速に悪化した際に気づいて対応してくれる人もいないし、自分で連絡ができても入院できる保証もない。コロナから回復後も息切れや倦怠感、ブレインフォグなどのつらい後遺症に苦しむケースもあるし、ひどい場合は働けなくなってしまう人もいる。最終的に、コロナに感染する可能性、後遺症に苦しむリスクとワクチン接種による長期的予後の不透明性を天秤にかけた時、わたしはワクチン接種のリスクを選びました。コロナの後遺症に苦しみながら生活していかなくてはならないことが何よりも恐ろしかった(コロナ発症時の溺れているような息苦しさもこわいけど)なにげない日常生活を送れる幸せをできるだけのことをして守りたいと思った。それから両親に会いたいというのもワクチン接種の理由の大きな1つ。コロナが始まる前の2020年のお正月に帰省して以来両親には会っていない。こんな長期間、両親に会えなかったのは初めて。両親は高齢になってきているし、万が一わたしから感染させてしまうなんてことがあったら後悔してもしきれない。ワクチンは両親に会うための手段でもあった。もちろんワクチン接種をしたらコロナに感染しないわけではないから両親に会うことになったら事前にPCR検査を受けて陰性を確認してから会いに行く(そうしないとわたし自身も心配)。本来、予防接種は集団免疫を獲得するためのものだけれど、コロナワクチンに限っていえばそれは違うのかなという気がしている。仮に全員が接種したとしても感染を抑えるものにはならないのではないだろうか。残念ながら東京では第5波を受けてもコロナ治療用の野戦病院の計画はないし、ウイルスは今後も変異を繰り返して、第6波、第7波がやってくる可能性は大いにある。その時に備えてワクチン接種をしたのもある。ワクチン接種をして自分自身が重症化することを防ぐことで医療態勢に微力でも貢献できる点も(ワクチン接種の)メリットだと思う。まもなくワクチン接種が進んで経済も人も動き始めていく。人の往来が活発になればウイルスも増えるだろうし、感染のリスクとともに人は移動することになる。その時にワクチン接種をしていなかった場合、自分の行動を控えて感染を回避するしかなくなる。あと数年はこの状況が続くだろうとなった時、このまま数年旅行もできなくなるとしたらあまりにも悲しくて、その我慢はわたしにはできなかった。

なぜワクチンを打ったのか。その理由を書いただけでこんなに長くなってしまった。ワクチンの話題になると打つ人・打たない人との間に隔たりを感じることがまあまあある。どちらを選ぶかは本当に個人の選択。自分とは違う選択をした人を非難してしまうとそこから分断が生まれてしまうから、自分とは違う意見の人も肯定できる人でありたいと思う。自分の判断が正しかったどうかはきっと何十年と長い時間が経たなければわからない。迷いながら選択して、選んだ先に後悔することがあってもそれをなんとか受け入れながら生きて行くしかないのかなと今は思う。このnoteが誰かの参考になればうれしい。コロナが1日も早く収束しますように。

#日々の記録  

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