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虎穴に入らずんば虎児を得ず✧♡

 この絵は志功さんの描いた虎猫かしら笑?

 9月から10月にかけて、考えてみると、自分にとって、超メンドクサイ会合が三つあった。
 一つ目は18時半からの北斎ミュージカルを観ること。
 二つ目は21時半に集合というダンナ寝てからタクシーで出かけた飲み会。
 三つめは青森市に泊まる奈良美智の内覧会。

 この三つは、平穏に、自由人生活を楽しんでいる自分には、とても厄介なものに感じられた。
 なぜなら、私の普段の生活は、隣の幼稚園のさよならの挨拶を聞いて、16時に飲み始め、19時には寝ると言う健康的な生活を送っているからだ。
 
 朝は早い。

 4時には必ず起きているし、うっかりすると2時や3時にえいやっと起きてしまうことも笑。

 そんな生活サイクルの人間が、ちょっと外れた時間帯に体と心を合わせることの、時差ぼけに似た厄介な感じ。

 まったくも~と思っていた。

 しかし、後になってみると、この3つの体験が、自分にとても大きな喜びを与えてくれたのである。
 どれもこれも、凄く、面白かった。

 出かける前の、ちぇ、めんどくさ~!という気持ちを吹き飛ばす面白さだった。

 それが一個だけならともかく、なぜ、三個も重なったのか。

 ちょっと不思議に思っていた。
 でも、三回も続くと、おのずと、結論は明らかになる。

 いいことは悪い姿でやってくる。

 この言葉を私はスキなのだが、この三回は、それほど、人生にダメージを食らうような悪いことでも無くて、フツーの生活をしている人には、いたってフツーの出来事だ。

 ちょっと、違う?

 虎穴に入らずんば虎子を得ず。

 これかな?

 意味:危険を冒さなければ、大きな成功は得られないことのたとえ。

 どれもこれもやりたくないことを我慢してやってみたら、虎児を得たという感じである。

 どうも、自由人の弱みは、守りに回っていて、いつもと同じことしかやりたくない、つまり、なにもやりたくないという姿勢に入っていることなのである。

 でも、それじゃあ、面白いことには出会えないよね?

 多少、厄介だったり、いつもと違うことをするから、なんだか面白いワクワクすることに出会えるんだよね?

 厄介なことをしないと、どきどきするような面白いことに出会えないということを学んだ秋だったかもしれないと思った。

 これからも、

 え?とか
 マジ?とか
 げげっ!厄介!ということに

 出会うかも。

 でもそれはチャンスなのかもしれないね✧♡