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ゴールデンカムイ観てきた✧♡

 昨日、黒帯(ダンナ)が、
「お前、ゴールデンカムイの予習はしなくていいのか?」
と言ったので、アニメのブルーレイを、5、6話ぐらいまで観た。どれぐらい端折っているがわからないが、テレビで公開になったシーンとかから、きっと、この辺りまでではないのかと見当をつけた。
 
 凄いな( ´艸`)
 ちゃんと予習をして19日の公開にこぎつける。

 いつものように温泉に入り、そのまま下田のTOHOシネタウンへ。
 上映の20分ぐらい前に到着し、いい感じでチケットを買った。
 子供たちは学校だから混んではいないだろうと踏んでいたけど、距離を取りつつも平日でありながら50代以上の人たちで埋まっていたし、若い人たちもちらほらといた。
 黒帯的にはかなり不思議に思ったらしい。
 うちは、私がハマって、漫画も全巻買って持っているし、ネットの無料公開で、2回読み、漫画を買って、2回ぐらい読んだ。漫画では4回ぐらい読み、アニメでは、自分が観てから、黒帯に見せ、それからまた1人で観てと、アニメでは4~5回ぐらい見ているかもしれない。
 すると、合計8回はこのストーリーを観ているという事になるのか?
 黒帯にとっては、いい予習になったかもしれないが、私にとっては、ある意味、新鮮な気持ちで観るために予習しない方がいいのかも?とちょっと思った。
 そう、今日の観客は、そんなマニアな観客もいれば、連日のテレビCMで足を運んだ中高年もいるような感じ。黒帯が、この人たちはいったい何?と思うのも無理はないのだが、そっち側からしたって、私が元少女漫画家志望の美術教師で、ゴールデンカムイの大ファンだということが外見から読み取れるとは思わないから、よくわからないはずである。

 はい。
 率直に観た感想を述べます。

 いいです。とてもいい。

 漫画の再現度が凄い!と思いました。
 昨日の夜、予習しながら、このヒグマは出てくるとしても、この白い狼とか出てくるのか?とか、余計なおせっかいだけど、ついつい、絵を実写化する手間みたいなことを考えて、アニメを観ていたのだ。

 しかし、しかし、あれは無理だろうとか思ったことがすべて実写化されていて、日本の映画が進歩していることも感じたし、この映画を作った人たちがゴールデンカムイという漫画を大切にしていることが伝わってきた。

 ちょっと杉元にしては可愛すぎるんじゃないかと思った山崎健人もとてもよい。白石はマンガではもっと男前だけど、とても、白石だった。
 アシリパも漫画よりは成長している気がするが、私はOKだ。
 中でも、鶴見中尉と土方さんの再現度が半端ない。
 この2人は、観ていると笑いたくなってくる凄さだ。
 まあ、今回出番が少なくてそれほど触れない尾形にしても谷垣にしてもそれぞれ、いいと思う。名前も覚えられない人々も、それぞれ、とてもよく似ていて凄い。
 そして、反対に、アニメに比べて、実写版の凄さというか、北海道の山の風景の美しさとかアクションや、映像の凄さを感じた。

 私の考えとしては、漫画家は独り映画監督だ。映画監督であり、カメラマンであり、脚本家でもあり、俳優でもある。一人ですべてやる。それが漫画家の面白さであるのだが、映画は、そこに沢山の俳優やスタッフが関わることで、同じ行為に、何百人という人間が関わる厚みが出てくると云うのかな。あの人がこんな演技した!という予期せぬ映画の魔法が現れると思うのである。そういう空気や時間の重なりまで、映画には出ていると思うのである。そういう意味で、アニメより、この実写版のゴールデンカムイは、とてつもなく魅力的であると思った。

 きっと、AI俳優になってしまうと、そういう面白さは消えるに違いない。(しかし、それでも現実では再現できない物凄い世界観を持っているという凄い監督は現れる可能性があるけど)

 そして、この漫画を愛する私が知りたいことは、ゴールデンカムイの漫画を全く読んだことない人が観たらどんな感想を持つのかが知りたいと思った。

 今日、映画を観た自分は、とてもこの漫画がスキなので、とてもいい映画だと思った。

 金カムファンなら、間違いなく、劇場に駆け付けよ!
 
 ゴジラー1.0も、ナカナカいいと思ったが、自分としては、この映画は、さらに面白いと思った。でも、それが、ファンだからそう思うのかがわからないのだ。ってことで、金カムファンじゃない人も、どしどし、この映画を観て、感想を持ち帰ってもらいたい。

 もう本当に、笑えるぐらいの、漫画の再現度が半端ない。

 ゴールデンカムイがヒットして、
 続きが作られますように(⋈◍>◡<◍)。✧♡






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