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知りたい! ESGについて

はじめまして、流郷綾乃と申します。
広報経営を中心に企業支援を行ってきましたが、企業のサステナブル推進を担当することが増えてきました。CSOに就任したこともあり、まずは自身が持続可能に成長していくためにも勉強用にまとめています。もしよかったら、一緒に勉強しましょう。
何かお気づきの点がございましたら、お問い合わせをいただき、温かくご指摘いただけたら幸いです。感想も大歓迎です。

ESGとは

環境Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)の頭文字です。

環境Environment)
脱炭素、再生エネルギーの普及、森林マネジメント、生物の多様性等

社会Social)
人権、ダイバーシティ、貧困、少子高齢化等

ガバナンス(Governance)
内部統制、情報開示、透明性、社外取締役の活用等

この3つの観点を重要視し、投資判断に組み込むことをESG投資という。
この3つの観点を持ち合わせていない、または考えられていない企業は、長期的成長に大きなリスクを抱えていると考えられ、投資に値する企業と見られない可能性がある。
これらがESGを経営に組み込まなければいけない理由となりますね。

「PRI(責任投資原則)」

PRIの6原則の要旨
1.投資先を選ぶ際に投資先のESGの状況を考慮する。
2.投資先にESGの観点で経営を強化するよう求める。
3.投資先にESG課題についての適切な開示を求める。
4.資産運用の間で、この原則が受諾、実行されるよう働きかける。
5.この原則の署名機関の間で協働する。
6.この原則の実行状況や進捗状況を報告する。

PRIサイト:https://www.unpri.org/

署名機関

まず、署名機関は3つのカテゴリーに分かれております。
①アセット・オーナー
②インベストメント・マネージャー
③サービス・プロバイダー

署名機関は、全世界4236社、日本95社(2021年8月10日現在)となっています。

同日、リサーチのためにまとめたものをエクセルファイルに保存しております。
https://xgf.nu/uf2h パスワード:arpr
ご興味があれば、ご覧ください。

ちなみに、上記はエクセルの日本語表記で企業名を記載いたしましたが、英語表記でよければ、以下からPRIのサイトより署名機関の最新情報を取得できます。
https://www.unpri.org/signatories/signatory-resources/signatory-directory


今後の企業に求められること

ESG投資とは、投資のプロセスの中に3つの観点を折り込むということです。
そして、企業が持続可能な事業を続けるために、ESGの3つの観点が非常に重要であることがわかりました。
SDGsとは起点が異なる点は、間違えやすい点なのではないかと思いますが今回は省きました。
企業は、ESGへの観点を経営に組み込み、持続可能な成長をしていくことが、非常に重要であり、ESGの観点を蔑ろにすることは、貴重な事業機会を逃すことにつながる。そして事業リスクを見逃さないためにそれらを把握する必要があるということですね。

まとめ

環境や社会からの起点でもいいですが、経営を起点とし、企業存続のためのESGという考えを持って、経営に組み込んでいく企業が増えたらいいなと思いました。結果的に、持続可能な社会の実現への近道になることを推進したいと思います。

先日世界の企業のESGに対するアンケート調査のレポートを拝見をさせていただきましたが、この2年の間に、欧米を中心に、企業のあり方が大いに変化していることがわかります。日本企業がどこまで変化に気づけるか、そして具体的に落とし込んでいけるかが重要だと感じました。そして日本という国が持続可能に成長するためにも取り入れていかなければいけない考え方だと思います。




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