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稼げる人になるための価格の設定方法

こんにちは!
静岡県の中小企業診断士、大滝綾乃(オオタキアヤノ)です。

さて、今週はものづくり補助金の第12次の申請締め切りがありました。今回申請した事業者様は、ものづくり補助金の計画策定支援だけではなく、加点項目である、事業継続力強化計画やパートナーシップ構築宣言の支援までトータルで行いました。今日無事に申請を終えることができて、達成感があります。採択発表は12月中旬です。何とか採択されてほしいです。

さて、今月は少し時間がある(11月から2月までは繁忙期の予定)ので、今まで貯めていた経理処理をしました(本当は貯めてはいけません(^-^;皆さんは貯めずにコツコツ行ってくださいね!)。
コンサルタントという仕事はそれほど経費が掛からない仕事です。(私で言うと、一番掛かるのが旅費です。静岡県を横断しているので。)そうすると、気になるのは売上ですよね。私は月の売上目標を決めています。開業2年目なので目標額に到達しない月もありますが、到達している月はちょっと嬉しいです。

売上が上がっていることが分かると嬉しい気持ちになりますね!

仕事の中で、私の一番苦手な作業が『価格設定』です。まだまだ経験値が不足しているため、高い金額を請求することに躊躇います(企業の売上UPを支援しなければならないのに、こんなんじゃダメですね(/ω\))。
そんなことで、今回は稼げる人になるための『価格設定』について、記載したいと思います。

私の価格設定について

まず、私が起業する時の価格設定について話したいと思います。価格を設定するうえで、私は先輩診断士から話を伺いました。皆さん、値付けに対する考え方がバラバラで、驚きました。一番バランスが取れている診断士の先生の価格設定を参考にしましたが、金融機関の方からも「安い」と良く言われます。
今のところ、あまり細かく価格を設定していないので、通常の作業量であれば作業相当の金額なので困ることはありません。困るのが、イレギュラーなケースの支援を依頼された時です。
例えば、月の売上目標に到達していない月があったとします。たいていの原因は、「売上の見積を誤った」時です。通常請求している金額で契約しても、それ以上に手間が掛かったり、事業者様がパソコンが不慣れだったりするケースはよくあります。そのような場合は通常より高い金額を請求しても良いと思うのですが、開業2年目なので、やはり経験値の不足が否めないですね。もう少し経験を積んで、イレギュラーなケースだと判断して、初回の費用提示の時までに作業量を見積もれるように訓練しなければと感じます。

創業者の価格設定について

事業者様の創業支援をしていても、「値段を高く設定できない」、「お客様からもっと値段を高くした方が良いと言われる」と相談を受けることがあります。創業したばかりであれば、多少値段を変えることは問題ないと感じます(頻繁では困りますが)。お客様から「値段を高くした方が良い」を言われるくらいなら尚更値段を高くした方が良いと感じます。
最初の価格設定は重要ですので、競合を調べたり、知り合いや専門家に聞いたりして、価格を決定してください。創業後、顧客から価格について聞いて、高いと全く感じていないようであれば、値上げに踏み切るのも一つの手段です(安易な値上げは良くありません)。
また、飲食店や製造業であれば、実際に作って原価を調べることも勧めています。以前、ポーチを製作する企業を支援したときは、実際に布の問屋街に行ってもらい、ポーチを作って原価を計算してもらいました。価格設定の目安は必要ですが、実際に作って計算してもらうのが一番です。

価格設定を躊躇う人の特徴

上記のような値付けを躊躇う人の特徴として、「自分の商品・サービスに自信が無い」方が多いです(恥ずかしながら、私もその一人です)。「高いと(顧客から)思われたらどうしよう」と考えてしまって親切価格を提供してしまいます。そういう方は、顧客がなぜ自分を選んでくれるのかを理解できていないので、顧客から「良いところ」を聞いてみることを勧めています。特に、美容師やネイリストなど、労働集約型のサービスは、顧客が選んでくれる理由が「施術内容」ではなかったりします。「来るとリラックスできる」、「話しやすい」などの理由で選んでくれていたりします。すでに顧客が付いているような方は、「なぜ自分のサービスを利用してくれているのか」を聞いてみることをお勧めします。

適切な価格設定により生まれる好のループ

適切な価格を設定することは下記のような良いことがあります。

①売上が上がり、設備投資ができ、自身のビジネスも豊かになる。
②顧客に適切な価値を提供することができる。
③自分の価値を知り、自信が持てる。

自分に自信を持ち、稼げる人になり、息の長い商売に繋げていただければと思います。私も自分の提供するサービスに自信が持てるように、日々努力したいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

もうすぐハロウィンですね!