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【King & Prince】オタクの賞味期限が近づく予感《2023.2》

5人での活動が残り3ヵ月半を迎えた今、
私の心境には変化があった。

この3ヵ月、紆余曲折はあったが
「流れに身を任せるしかない、
とりあえず5人を信じなくちゃ。」
そんな風に思っていた。

でも、「信じ続けること」
それにも限界が来ていたみたいだった。




正直、最近の平日は仕事に追われる毎日で。
22時過ぎや23時に家に帰って、寝て起きて仕事に行って…
そんな限界な日々を繰り返していた。

空いた時間は自分を癒すことで精いっぱいで、
人の心配をする余裕などなかった。

テレビをのんびり見る時間などもなく、
精神的に擦り切れる、
そんな日々が続いていた。

そうして、
仕事帰りの限られた"1時間"の中で、
私は最近めっきりキンプリを見なくなっていた。

正直、

「避けていた」
        のだ。

私の精神衛生上、どうしても
キンプリから受け取る
マイナスのモチベーションを受け取ることができず、
家に帰っても疲れることをどうしても避けたかった。

ただでさえ仕事で擦り切れる毎日の中で、
キンプリのことを考えるキャパシティが私にはなかった。

キンプリを見るよりも、
自分の感情を揺さぶってこない
ユーチューバーを見ているほうが
本当に気が楽で何も考えずに笑うことができた。

意味もなく笑えた。

そんな風にキンプリを避けていたら
キンプる。も、夕暮れも、ワンワンも
どんどん録画リストにたまっていくわけだが、

私は4日というかなり遅れをとって
「Life goes on」のMVを見た。
正直、公開されたものを
特に理由もなくここまで引き延ばしたのは
初めてだった。

久しぶりにちゃんとキンプリを見たら

今までに感じたことのない感情がそこにはあった。

言葉で表現しきれない
「微妙」な感情だった。

「好きだよ…ね?」
「かっこいい…よね…?」
「いいMV…だよね?」

そう一つひとつ自分に言い聞かせるように見ていったが
いつの間にか、私は眉毛をひそめて
おそらく微妙な顔をしていた

仲のいい楽しそうな雰囲気が、
どうやら今の私には受け付けられなかった
これまではスッと入ってきた歌詞も、
なんだかまっすぐ受け取れなかった

何回見ても、
目には涙がたまっていた




その理由は、
オタクの賞味期限を感じたからだ。


私はつい3ヵ月前まで死ぬほどキンプリに夢中で、
たくさんの我慢の上に
オタクという自分が成り立っていて
彼らを好きでない自分など想像する必要もなかった。

でも。
どうやら今の私は、
昔と何かが違うみたいだった。

以前のように
まっすぐにキンプリを見れなくなっている…

そんな事実に
気づいてしまった


そんな事実が
悲しくてたまらなくて


何度見てもどこかきちんと5人を見ることができず
何回見ても本当に悲しかった。

ああ、だから私は最近避けていたのか。
避けていた事実が事実として
余計に感じられた。

ああ、もう私は
キンプリを好きでいられないのかもしれない。

3年続けてきた
"オタク"としての賞味期限が近付いているのかもしれない。


キンプリは悪くない、
私の問題だ。
私が悪い。

海ちゃんと一緒にずっと過ごしたかったはずなのに。
ずっとついていくって、そう決めてたのに。

海ちゃんのことでさえも
少しずつ嫌悪感を感じている自分がいる
かもしれない。

そんな自分が悲しくて
涙が溢れ続けた。

「ごめんね」

そう思った。


これまで大切に想ってきた存在のことを
自分自身で否定し始めていることに
気づいてしまった。

これから先、
私は5人と"一緒"でない日が来るのかと想像しても
そんな未来の想像もつかないけれど
私の未来はどうなっているんだろうか。

5人がいない日々は
どうなってしまうんだろう

5人を、海ちゃんを、好きじゃなくなるんだろうか。

そんなことをふいに思いながら、
また明日を迎える。
この延長線上に、5月23日を迎えるんだろうか ────

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