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表現力って

娘は並べるのが好き。
これはかれこれ1年くらい、つまり
1歳ごろからだったかそれより前からか

ずっと続いています。

写真は今日のお絵描き風景です☺︎
新しく購入した30色のクレヨン
気に入って沢山お絵描きしています𓂃𓈒𓇬

お絵描きについては
いくつか感心ポイントがあるのですが
最近一番私が感心しているのは

クレヨンの取り出し方
というかしまい方というか一連の動作。

まず、スナップボタンの2つついた箱をあける
ぱちっぱちっ
(それも教えていないのに
自分でできるのすごいな〜と感心ポイント)

次に左からしかもほとんど決まって白を飛ばして
黄色から一本ずつ取り出します
クレヨンを取り出したらスナップを2つしめる
ぱちっぱちっ

取り出したクレヨンでダイナミックに描いて
クレヨンを横に置く

そしてまたスナップをあけて
ぱちっぱちっ
隣の色のクレヨンを手に取ったら
またスナップをしめて
ぱちっぱちっ
また絵を描いてクレヨンを横に置く。

それを繰り返すこと多い時で20本ほど
今日は6本でした。
横に置かれたクレヨンはいつも
綺麗に整列しているんです。
写真の様に。
自分でこだわりを持って並べている様で
触ると怒られます。

最初は気づきませんでした。
でも気づいてから
見てるだけで本当に感心するです。
でも突っ込みどころ満載です。笑

わざわざ毎回スナップをしめること
クレヨンを取り出す順番
クレヨンの置き方(並べ方)
描いた物
全てにこだわりがある。
ただただ眺めながら感心しています。

こちらは娘が最近描いた絵です。

最後の1枚は、たまげた作品。

これは何?と聞くと
○○ちゃん
と自分の名前を言ったんです。

え?○○ちゃんを描いたの?
と聞くと
うん、○○ちゃんかいたの〜
と。
顔に見えますよね!
親バカかもしれませんが、2歳でこれが描けるんだ
と本当に感心しました。

そろそろ頭足人を描き始める年齢
というのは理解してますが

自分でイメージしてそれを表現してる
それがすごいなぁと感心したんです。

これ以降も、
黄色で線を描いて、バナナ〜と言ったり
この前はぞうさんと言って
丸をぐるぐる描いていました。

私の父は若い頃画家だったそうです𓋜
だからか、私の小さい頃の夢は
ペンキ屋さんでした。

父とは良く絵しりとりをしたのを覚えています

創作が好きで
日曜大工もよくやってたな〜
本棚や箱など木で作ってくれました

父にアイデアのヒントを貰って描いた作品が
入賞したこともあります

私は絵は得意ではなかったし
父の様に発想力はなかったし
外に表現するのが少し苦手でした。

33歳の今思うのは
あの父との色々な創作の時間は
私の表現力を高めてくれるものだった。

表現力って
自分の中にあるものを外に出すことだ
と思っていたけど
そうではないのかもしれない
と思う様になりました。

ただ
表現する
ということ。
難しいことではなくて。

文字を書く
絵を描く
歌を歌う
楽器を奏でる
話をする
何かを作る
運動する

大それたことではなくて
ただ
自分の何かを使って行動すること。
なんじゃないかと思うんです。

手や足、口を使って何かすること全部。
全部表現してるんじゃないかと。

私の両親は2人とも芸術家で
表現することに長けていたから
何か特別なことができないといけないと
どこかで思っていたのだと思います。

娘の絵を見ていると
素晴らしい表現力だなと思うんです。

思うがままに手を動かして
クレヨンでがしがし描いていく

だれがどう見てもぞうやバナナに見えないもの
を描いて
ぞうやバナナだと言う。

あぁ、これだ良いんだよな
これが表現力なんだと。

私はどこかで自分を蔑んで
劣等感の中で生きてきた様な性格です。

いつも自信がなくて
人を羨んでは自分を蔑んで
もっとこうだったら良いのにと
自分を受け入れられなくなってしまう。
悲しみや苦しみの方が多かった。

でも今は
娘と過ごす毎日の中で捉え方が変わってきて
とてもポジティブになったなと思います。

自分自身30代で大きく成長してきた。

今、私も娘の様に
思うがままに手や足、口を動かしてみたいと
思っています。

文章を書くことが小さい頃から好きでした。

こうして自分の気持ちや出来事を文字にするのが
楽しくて、嬉しい今です。

私の拙い文章を読んでくださる方がいること
ハートをつけてくださること
本当に嬉しく思います。

皆様に感謝を込めて。

2023.1.16 ayanehonto





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