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人事によるエンジニアの学びの場づくり

あやなるのアドベントカレンダー5日目。
昨日チラッとお仕事の話をしたので、今日はさらに掘り下げてお伝えしていこうと思います。

エンジニアの学びの場づくり

私の仕事は、一言で言うなら、「エンジニアの学びの場づくり」です。
表向きには、「人事の人材育成担当」。研修の企画運営や育成環境、評価の仕組みづくりなどに取り組んでいます。

研修というと、1つの部屋に集まって講義を受ける形、最近だとオンラインセミナー的なものを思い浮かべるかもしれません。そういった形式はもちろん研修に含まれるのですが、それだけで終わってはいけないなと考えています。なぜなら、学び方は人それぞれだから。集団なのか個別なのか、レベルや形式(ハンズオン実習・動画・本・試験など)、好きな技術を好きなように学べる環境づくりを心がけています。そのため、集団の研修開発だけでなく個人による学習の費用申請の仕組みなども整えてきました。

欠かせないのはコミュニティ

また、学びの場づくりに欠かせないのが、コミュニティです。社内外問わず、エンジニアコミュニティの形成に力を入れています。ここが私の他の人事との違いだと思います。研修という形よりももっと柔軟に集まれるスタイルとして、勉強会やミートアップを積極的に実施てしています。時には社外の方を招いて実施することもありますし、双方向に対話する仕組みも工夫しています。現在は新しい社内クラウドサービスのPRも担当しており、そのサービスの研修やミートアップを開いたり、ユーザーコミュニティの形成にも力を入れています。

過去には、参加者2000人規模の技術カンファレンスを運営し、会社の役員たちとコンテンツを調整しながら、200人程のエンジニアを運営スタッフとして率いたこともありました。その経験を経て、社外でもいくつかのカンファレンスやイベントの運営に携わり、コミュニティの形成に協力しています。

会社の業務を超えて、自分の活動に

恐らく他の方に比べて、私は仕事とプライベートの境目がほとんどない気がしています。「え、それ仕事じゃないの?」「あれ?普段何やってるの?」とかよく聞かれてしまいますw 仕事でもプライベートでも、エンジニアの学びに必要だと考えることを、賛同してくれる仲間を集めて、実現していっている感じです。会社に指示されて動いているものはほぼなく、会社の許可なく個人で動いていることは多々あります。全部ひっくるめて「活動」って呼ぶのが、なんとなくしっくりくるかなと最近は思ったりしています。

そのため、夜も活動が止まらず、「忙しそうだね」と言われることがありますが、本人は自分のやりたいことをやりたいタイミングでやれているので、忙しいって思ってはいないです。
がむしゃらに働いていた新人の頃と比べると、むしろ周りの期待値や自分にとって無理のない範囲を調整しながら、バランス良く働けていると自負しています。これは働き方を窮屈にせず、パフォーマンスを重視し、私のやりたいことを尊重してくれる上司のおかげなので、上司に感謝です。

エンジニアが好きすぎる

エンジニアの人材育成担当といっても、自分自身はド文系で、元々の専門は英語教育でした。研修も最初は英語研修(TOEIC対策・英会話)や異文化研修を担当していたのですが、所属がたまたま開発部の人事だったため、エンジニアの人たちと接するようになりました。彼らと接しているうちに、技術で勝負をしているエンジニアがかっこいいなと思うようになりました。

エンジニアたちの技術に支えられて会社が成り立っているし、社会全体も支えられている。エンジニアたちがずっとワクワクできる、成長できる、楽しく働ける、そんな環境を提供したい!

そう思うようになりました。
そのために私にできることが、「学びの場づくり」だったのです。

時々ただのイベント好きと勘違いされるけど、全然違う分野のイベントとかになると、自分でもびっくりするくらい興味がなくてw エンジニアが楽しく仕事をできるように技術やコミュニケーションの学びの場をつくるのが、私のやりたい活動なんだなと思います。ただの愚痴大会やゲーム大会も好きじゃない。そこには、私が小さいころから夢にしてきた「教育」への思いも揺るぎなくあります。

でも実際は、自分自身には技術の知識がないので、やっていることといえば、ただひたすら人や場の調整。技術のある方のスキルを伝えていく場づくりをずっとしています。結局それってまた、人と人とを繋げる活動が好きって話になっちゃうんですよね。(昨日のnoteと同じ結論w)

自分の活動はひとりじゃ絶対にできないので、私と繋がってくれて、力を貸してくれるエンジニアのみなさんには、本当にいつも心から感謝しています。

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