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4月に読んだ本

昔からの悪癖(?)で、何冊もの本を同時進行で読んでしまうので、一気に読んだ本もあれば、半年前に手を付けてしばらく放置していた本など、様々あります。が、どちらにせよ、「4月に読了した」本いろいろ。


永井路子の短編集。永井路子の歴史小説は大好きなので、ほぼ全て読んでいる。これは、去年の大河ドラマの鎌倉殿が終わってしまった名残惜しさから、kindleアンリミテッドで借りて読み始めた。戦国時代の話も多いけど、表紙・タイトルにもなっている話は、鎌倉御家人の三浦氏の話!満足!


年末位からユーミンをやたら聴いていたので、併せて見つけて読みだした短編集。ユーミンの楽曲が人気の女性作家により物語化したアンソロジー。
曲も聞きながら読んで、すごい楽しめた。
現代ものの恋愛小説って久しく読んでいなかったけれど、やっぱり人気作家が書いた作品なら、苦手な恋愛ジャンルも全部ちゃんと面白いな。
あと江國香織さんはティーンのころ読んでいたので、とてもなつかしく、またいろいろ読みたくなった。


久々の司馬遼太郎。私のティーンは司馬遼太郎と共にあった。これは短編集で、なんで読み始めたかというと、坂本龍馬の物語を何かにつけて読むたびに、土佐勤王党や武市半平太、岡田以蔵の話が出てくるので、彼らのその陰鬱とした薄暗さが気になっていたのだ。岡田以蔵の事をもっと読んでみたいなーと思って買った。い蔵の短編以外は、普通の(?)戦国時代ものの短編もたくさん入っていて、王道司馬遼太郎という感じ。普通に安定のイメージ通りの面白さだった。(よかった)


橘玲さんのこのシリーズ『言ってはいけない』は今までも読んできて、その三作目。社会学的な話で面白いんだけれども、つい、ヒーラーとしての自分の目線が台頭してしまい、あんまり没頭できないのが正直な感想。
例えば、社会学・かつ真実として「美人は得をする/黒人はブルーカラー労働者が多い」という話がでてきたとしても、ヒーラーとしての自分には、「その人の思考がその現実を創っているから、クリアリングすればその現実じゃなくなるしなー」とか思ってしまう。
そう、だってクリアリングすれば、「黒人でもホワイトカラー、それも白人より全然エリート」とかもザラに起きるし、「ブスでも得」な現実になったりするのにな、ってなっちゃう。


Yes,これは本業のスピリチュアルの関連の本。この本はみんな読むべきだ。生徒さん、お客様、みんなに読んでほしい。
自力(エゴ)で生きるのがどれだけ苦しいのか、そして神に人生をすべて明け渡したらどれだけの奇跡が起きるのか、本当にすばらしく、書いてくれている。
神に委ねるしか奇跡の生き方にはならないし、それは、いや、それだけが素晴らしいことだし、光だ。


これも、去年の大河の鎌倉殿をやっていた時に、kindleアンリミテッドで借りた本がそのままになっていたので読み切った。大河の時代考証も担当されていた歴史学者坂井さんの著書。
源平合戦~鎌倉幕府創設~、三代将軍実朝が死んじゃう辺りまでって、ホントーーーーに、ドラマだらけで、もう、楽しすぎる、そして血みどろすぎる時代だ。私は中学生の時に、鎌倉時代の大ファンで、このあたりの小説を読みまくったり、鎌倉によく寺社仏閣巡りで行ったり、さらには中二心が転じて、鎌倉時代のタイムスリップものの小説を書いたりという黒歴史がある。そんな甘酸っぱい思い出がある鎌倉時代。大人になって改めてこの時代を見直せて楽しかった。

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