綾海

キャンピングカーで旅をする画家。 「100年後の未来」をその土地の廃材を使って描く。

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キャンピングカーで旅をする画家。 「100年後の未来」をその土地の廃材を使って描く。

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【作品】心くばられ

【心くばられ】 サイズ:F50号 素材:杉線香 筑波山の麓である茨城県石岡市にあるお線香屋ニックン紫山堂(しざんどう)さんを訪問しました。 伝統技法を基に造られる杉を使った杉線香をはじめ、時代に合わせた様々な香りのお線香は、人々の心を豊かにしています。 ▪️線香のうまれ 日光のお線香屋さんに作り方を教わり、線香を作るには水車が必要だったため、川(水舎)のある筑波山の麓でお線香を作り始めたそうです。 乾燥させた杉の葉を水車の力で粉状にする。その粉を練ったものを細い棒状にし

    • 【ブログ】東南アジア旅備忘録

      カンボジア🇰🇭プノンペン 若い子たちが遊べる街となっており、夜は賑やかな都会いう印象。 外の方が持ってきたおしゃれなカフェ等も多くごはんも美味しい。 ご飯屋さんやバーには子供達がお花や落花生を売りにきていた。 商売として成り立つのか疑問だったが、 実家が農業をやっていて食いっぱぐれるという事はないらしい。 寺院には猫がたくさんいた。痩せていた。 カンボジアにしか自生していない植物で草木染めを体験した。 色鮮やかな赤や黄色は昔からのやり方で染められており、化学的な根拠はないの

      • 【ブログ】廃材から描く展2023終了しました

        廃材から描く展2023 無事終了いたしました。 たくさんの方にお越しいただき 本当に感謝です。 中学卒業以来の先輩、部活の後輩。 地元の近所だった子。 ずっと応援してくれている方。 廃材で描いていると伝わっていないであろう外国の方。 旅先でたまたま出会った方。 次は一年後しか観られないからと何度も観に来てくださった方。 綾海さんのおかげで絵が好きになったと言ってくれた方。 ふらっと立ち寄って、ファンになったと帰られる方。 涙を流される方。 素材を持ってきて力を貸してほしい

        • 【作品】わたらせ夜空鉄道

          【わたらせ夜空鉄道】 サイズ:F50号 素材:足尾銅山の石 足尾銅山は明治時代、国内一の産出量を誇る銅山でした。 しかし、その一方で、日本の公害問題の鉱毒事件でも知られています。 ◼︎歴史おさらい 銅の採掘は1610年からと言われていますが 1500年代からと記録があります。(銅が取れるとわかれば領地がとられる可能性があったため隠されていました。) 江戸時代徳川幕府の頃は、 技術も少なく、山の浅いところばかりを掘られていました。 明治時代に入り、掘る技術や彫った時

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          【ブログ】綾海の由来

          本日また歳をとりました。 お祝いのメッセージをたくさんありがとうございます。 お祝いは個展を楽しむこと、でお願いします🤲 本名でもあり アーティストネームとしても使っている「綾海」 先日、父に名前の由来を聞いてみました。 「綾」は、斜線模様の絹の布の事。 色彩から、いろどり・美しさ 形や模様から、優雅さ・品・華やかさ 「様々な色彩」や「様々な模様」から、 多様性を大切にして、 自分らしさを大切にしてほしい。 糸を織りなしてできる絹の布のように 人と人とを繋ぐように と願い

          【ブログ】綾海の由来

          【作品】〜time

          【〜time1.2】 サイズ:SM 画材:コーヒーかす 「休む時間」を売っている喫茶店。 どんな時間を過ごしますか 【一緒に休みましょう】の連作です。

          【作品】〜time

          【作品】人の目に空見える

          【人の目に空見える】 サイズ:180×90㎝ 素材:マンションリノベーション時の廃材(襖、キッチンタイル、石膏、エアコンの銅線など)、桜 享保2年(1717)、将軍吉宗は隅田堤に山桜100本の植樹を命じました。 庶民の娯楽の地をつくるという意味もありましたが、桜の根を張らせ、桜を見に来る人々が地面を踏み固めることで水害の多い隅田川の堤防を丈夫にするという目的もありました。 桜は美しく咲くだけでなく、隅田川沿いの地域を支えてきたのです。 今回はその桜と地域をテーマに描いてい

          【作品】人の目に空見える

          【個展のお知らせ】12/4更新

          日程 2023年12月2日〜12月10日 (別名義:うみ 「描く世界は自由展」も12月3日に同時開催) 全日程終日在廊いたします。 入場無料 時間 11時〜20時(最終日17時まで) 場所 デザインフェスタギャラリーイースト 展示作品数 30点 物販 ◼︎作品(大)20号〜:個人販売不可。公共の場所をお持ちの方は要相談。 ◼︎作品(小):4万円〜/販売方法未定(クラファン支援者は予約可) ◼︎版画3種(綾海オリジナル額装仕様,作品証明書付属):35,000円/1枚

          【個展のお知らせ】12/4更新

          【作品】フクロウの飛来地

          【フクロウの飛来地】 サイズ:F50号 素材:菱の実、長瀬川の石 猪苗代湖は、 福島県会津若松市、郡山市、耶麻郡猪苗代町にまたがる日本国内で4番目に広い湖です。 福島県のシンボルの一つとされており、湖水が澄んでいることから天鏡湖とも呼ばれています。 白鳥の飛来地としても有名です。 ◼︎水質の変化でうまれたもの 近年、湖に流れる支流の水質の変化によって酸性から中性に変化し、水草が繁殖しやすい湖になってきています。 その水草のひとつが「菱」です。 自生する生命力を持ち、繁殖

          【作品】フクロウの飛来地

          【作品】明日またここで

          「また明日ここで」 サイズ:F50 画材:竹 竹と竹の適切な間隔は 傘をさして歩ける間隔と言われています。 この事から 私の竹作品は、「雨」をテーマに描くことが多いです。 今回は雨の景色ではなく 晴れた竹林の景色の中に「雨」を連想させるモチーフの猫を描きました。 これは、猫が顔を洗うと雨が降るという俗信から着想を得ています。 100年後の未来、 私たちは明日この場所で会う約束をしましたが、 果たしてこの場所で待ち合わせができるのでしょうか。 現実的に解決することが難

          【作品】明日またここで

          【作品】湯

          サイズ:15cm 画材:大學湯のタイル,クエン酸鉄(III)アンモニウム,フェリシアン化カリウム 今回テーマにした場所は大學湯という 銭湯跡地を活用したコミュニティスペースです。 「大學湯」は、1932年から2012年の80年間にわたり地域に愛された公衆浴場でした。 そして今は、より「大學湯」を地域共有の財産として再び活かし後世に残していく活動をされています。 アトリエとして使用されている青の画家銀ソーダさんの作品展示をはじめ、響く構造を活かしたライブや、様々なワークシ

          【作品】湯

          【作品】龍のすむ海

          龍の住む海 【龍のすむ海】 サイズ:F40号 画材:海漂流ゴミ 「江ノ島の海を、かつて生息していたタツノオトシゴが戻ってくるくらいキレイにする」 と目標を掲げ活動をされている 古澤純一郎さんという方にお会いしました。 楽しいビーチクリーンや海藻のアマモを海に植える活動をされています。活動期間はなんと18年間。拾っても拾っても、次の日にはゴミが流れ着いている。 このままだと本当に魚の量よりもゴミが多くなると実感したそうです。   私が江ノ島を訪れた時、 観光名所は綺麗

          【作品】龍のすむ海

          【作品】一緒に休みましょう

          【一緒に休みましょう】 サイズ:F20号 画材:コーヒーかす、牛乳 2123年、コーヒーの需要は 経済発展や食の洋風化と共にこれまで以上に増えていきました。 今では、コーヒーは日常に馴染み、 ・コーヒーの間だけひと休み ・喫茶店でコーヒーを飲みながら人を待つ ・1時間だけ喫茶店で仕事 など「コーヒーの時間を買う」人が増えたように思えます。 近年、オリオン座のベテルギウスの明るさが3分の1になりました。 オリオン座は最後、半月ほどの明るさでまぶしく光る超新星に

          【作品】一緒に休みましょう

          【ブログ】行けば地球が良くなる旅

          【行けば地球が良くなる旅in 宍粟】 に参加しました。 現地に行き、いろんなものを見て体験する事で 自然や課題への距離が今より近くなるような (プラス、地域へお金がまわる) そんなツアーでした。 ・廃校を活用して、ゲストハウスや飲食を経営されている「モア繁盛」への宿泊 ・人より鹿の方が数が多いと言われている宍粟で行われている狩猟について、座学と罠の見学、解体の体験、ジビエ料理、鹿の皮を使ったワークショップ ・幼稚園の廃校を使った、自然や体と心を考えて作られた薬膳漢方茶のお

          【ブログ】行けば地球が良くなる旅

          【ブログ】人生初の滝行

          人生初の滝行 マイナス9度の極寒の中 滝行に行ってきました。 目に見えないものとか 感じるものとか気とかパワーとか これまでの人生で感じた事が無かったですが 初めて「無」のようなものを感じました。 起きている間はずっと頭の中で独り言を言っていてそれが当たり前だったのですが その独り言が止んで頭の空きスペースがたくさんできたような 頭を締め付けていたものが無くなったような感覚になりました。 その余裕のおかげか、 瞑想の時は起きているけど寝ているような浮遊感があり ふとイ

          【ブログ】人生初の滝行

          【作品】雨の日 2123年

          竹が素材の作品は 雨と共にあります。 他の竹作品はこちら💁‍♀️

          【作品】雨の日 2123年