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【作品】人の目に空見える
【人の目に空見える】
サイズ:180×90㎝
素材:マンションリノベーション時の廃材(襖、キッチンタイル、石膏、エアコンの銅線など)、桜
享保2年(1717)、将軍吉宗は隅田堤に山桜100本の植樹を命じました。
庶民の娯楽の地をつくるという意味もありましたが、桜の根を張らせ、桜を見に来る人々が地面を踏み固めることで水害の多い隅田川の堤防を丈夫にするという目的もありました。
桜は美しく咲くだけでなく、隅田川沿いの地域を支えてきたのです。
今回はその桜と地域をテーマに描いています。
100年後、この絵が飾られているマンションのように、地上資源を使って生活することが当たり前になっています。さらに、人々は身近なものに目を向けて、地域資源を使って生活し始めました。
襖やタイルなど一度役目を終えた素材「地上資源」を使い、
地域を支えてきた隅田川の桜「地域資源」を合わせて、隅田川の風景とヤマザクラを描きました。
桜の幹は隅田川の流れをなぞっており、隅田川の桜という事を象徴しています。
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魚の目に水見えず 人の目に空見えず 余りに身近なものは、大切なものであってもかえって気づかれにくいということ。水中の魚には水が見えず、人には空気が見えないの意から言う。
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