見出し画像

✴︎情動✴︎

✴︎情動✴︎


夜の帳が上がる頃。
夜と朝が混じり合い溶け合う。
光と闇が
様々な色彩が調和し飲み込んでいく。
夜の名残を惜しむかのように
浮かび上がる月と星。

画像1


陰の世界でもなく、
陽の世界でもない。
混じり合い溶け合う様は。
中庸。


中間があるから保たれている。


白でも、
黒でも無い世界があるから
バランスが保たれている。

画像2


時の移ろいと共に変化する様を
喩えるならば。
「情動」


人の気持ちは、変わりやすく
移ろいやすい。
変わりゆく事は変えられない。
だから。
一刻、一刻、
急激に変化して移ろいゆく様は
まるで情動。

変わりゆく事を受け入れていく為に
白でも、黒でも無い瞬間がある。

それは。

曖昧。

微妙なる中間。

そのニュアンスが
妙に。
心地良かったりする。

夜と朝の混じり合う。
僅かな時間。


中庸の世界で、
両極の世界を眺める。

夜の帳が完全に上がる頃。
陰と陽の世界に戻る。

一瞬、一瞬の変わりゆく心情さえ
見て見ぬフリが出来ぬ今。


自分の中にある陰は。
また陽に転ずる日が来ると信じて。
今は。
まだ、
陰と陽の狭間の
中庸。

曖昧のままで。

自然の節理に
身を委ね生きていく。

夜の残り香を愉しむ事が
出来る様になるまで。


#夜の終わり
#夜の帳
#朝焼け
#夜明け
#明けない夜はない
#曖昧
#情動
#陰と陽
#中庸
#白と黒
#光と闇
#バランス
#未消化


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?