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文学フリマ京都に初めて行ってきた
2023年のやりたいことの中に「本を作る」というものがある。
今年で30歳になるので、その節目として、1冊の本という形で今の自分を残しておこうかな、的なことを考えている。
「いつか自分の本を作りたい」って常々思っていたけれど、その"いつか"なんて、一体いつになるか分からないから。だから、ちょうど30歳という節目っていう理由をつけて、今年のうちになんとか形にしたいな、なんて。
商業出版出来ればベストなんだけれど、今のところそんな予定は全くないので、とりあえず自費出版なのかどうしようか、とりあえず自分で出来るところまではやってみようかなぁという感じ。で、どうせ自分で本を作るのなら、文学フリマとかに出展とかしてみたくない?あれ、でもわたし、文学フリマって1回も行ったことないや。どんなものなのかも何も知らないや。
と、思ったので、行ってきました。文学フリマ京都。
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会場はみやこめっせ京都。何度も前は通ったことがあるのに、一度も足を踏み入れたことのなかったみやこめっせ京都。
ここの1階が文学フリマの会場だったので、中に入ってみた。
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なんだか熱気がすごかった。みんな、かなりの熱量で本を探していたし、売っていた。今まで踏み入れたことのなかった世界に足を踏み入れた感じ。
とりあえずwebでざっと出展者情報なんかは見ていたけれど、やっぱりそういうのと実際に見て回るのとでは全然ちがう。
知っている人も誰もいない、初めての場所、初めてのイベントでそわそわした。
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会場中央辺りに見本誌コーナーがあったので、とりあえず吸い寄せられてみた。
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なるほど、ここである程度手に取って読めたりとか出来て、気になるのがあったらブースまで足を運べばいいということなのか。横にいらっしゃった方が「こういうのはビビッときたものを選ぶ」「直感が大事」「自分の嗅覚を信じる」みたいなことをお話されていたので、なるほどな~と思った。
わたしはエッセイのコーナーをメインに見て回ったのだけれど、その多様さにびっくりした。
こういう即売会に出す本って、ちゃんと製本されているものじゃないと、というイメージだった。誰かにお金を払ってもらうものだから、しっかりしたものを作らないと、的な。
でも、実際には、コピー用紙に印刷したものをホッチキスで止めた簡単な冊子みたいなものが300円で売られていたりもして、「あ、こんなんでもいいのか」となんだか拍子抜けした。もちろんきっちり製本されているものもあったけれど、大きさも、分厚さも、材質も、もちろん内容も、何もかもが本当に自由で。
毎日の朝ご飯についてだけ書かれてある本、お笑い評論本、世界各地で集めたマグネットの写真だけがただただ載っている本、9月の1か月間の日記本、などなど。
ほぉ、こんなのが売られているのか、と、いっぱい手に取ってまじまじと見た。
「本を作る」って思うと、ちゃんとやらなきゃ、立派なものを作らなきゃ、みたいな思い込みがあったのだけれど、もっと自分の中でのハードルを下げてみてもいいのかもしれないなぁって、今日すごく思った。
なんでもやってみなければ分からないので、本だって、とりあえず作ってみる、でいいのかも、なんて。
こういう気付きを得られただけでも、今回行けてよかったって思う。
そんなわけで、今日もおつかれさまでした。
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